現場の裁量権

今回の物件は4×5間の総二階。
プラス南側には5間×4.5尺出のベランダ、北側は10.5尺×3尺出の玄関屋根がある。
その玄関上の屋根は本来パラペットだった。
当然、プレカットもそうなっている。
しかしパラペットに待ったが掛かり、勾配屋根にしたいと。
元請けさんからは、上手い具合にやってとほぼ丸投げのお任せ状態。

でも玄関はまさに家の顔。
その印象で家全体の雰囲気も変わってしまう。
任せたられたのはよいが、責任は重い。
そして何より予算が厳しい。
やりたい事と出来る事のギャップが大きい。
いろいろと悩み眠れない夜を過ごした（笑）
立面とフリーハンドでパースを書いてお客様に提示。
気持ちよく了承を得て、作業に。

今日一日で形にしたが、お客様が喜んでくれると嬉しいが…。
盲目的に与えられた納まりをやり続けるより、確実に楽しい時間。
手間請け大工でも、多少なり現場の裁量権を頂けるのは素直に嬉しい。