現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

建前の続き…でも

昨日の続きと2日目の作業を書こうと思っていた。
でも少しだけに。
もしかしたらいらっしゃる細かい作業描写好きな方、すいませんorz

親方に世話になった頃を思い出すような流れのない建前。
数多くの不満。
それでもなんとか二階屋根の野地まで完了し梵天を建て終了!

書きたい内容というか愚痴は山ほどある。
そのつもりで2日間の作業を終えた。

でもその後の親方主催のお疲れ会が楽しくて、建前作業での負の気持ちがすっ飛んだ。
作業に携わった14名中13名による宴。
現場であれだけ愚痴を言っていた皆が笑顔に。
親方のエロに火が付く直前に引き上げてきたが、共に汗を流した仲間だから味わえる空間。
シラフでも十分に楽しんできた。

親方の人柄だと思うが、良く言えば大らかな現場。
悪く言えば…
今日は辞めておこう。

結果、お客様に喜んで頂きましたし無事故無怪我。
終わり良ければ全て良しかもね。

おそらく自分に足りないその大らかさが、現場にも仲間との付き合いにも必要だと感じた建前。
でも現場はグダグダで疲れ方が普通じゃないですけど(笑)
何はともあれ祝 上棟!

今日の現場談義
「垂木打ち」
今回、垂木は尺間で4寸丸釘手打ち。
かなりの数になる。
下穴はジャストサイズで逆に入っていかない。
やっぱり下穴はテーパー。

疲れから後半は曲げてしまう方も。
ワラビが生えたとか、最近の釘は弱くなったとか言うのはお決まり。

自分はマグナムの450g=120匁で垂木に座る形で上から打つタイプ。
他の方の玄翁も大方このサイズ。
でも打つ姿勢はそれぞれ。
下から打つタイプや横から打つタイプも。
自分も腰が痛くて途中から背中を伸ばす下からタイプに。

曲げ気味になればバールの前に横の方の玄翁を借りて横っ面を抑えながら打ったりと。
当然、箸は震えるし鼻刈りの手鋸もブレ気味。
垂木打ちもなかなか大変。
垂木打ち、どうしてますか?

そうそう、垂木尺間だと母屋の上を歩きにくくて。
足がハマりそうで。