現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

難しい…

昨日、いつもの時間にブログを更新したつもりだったが、なぜか?出来ていなかった
下書きにも残ってなく何処へいったのか?
大した記事じゃなかったので逆に良かったかも(笑)

今日から二階天井下地
いつも通り野縁30×40を使うが、これまで必ず受けを掘って納めてきた
ずっとこだわってやってきた事
小さなリフォームでも必ず掘ったてきた

しかし今回の手間代は厳しい
あまり褒められた事ではないが、新しいチャレンジとして別のやり方を模索
壁際に受けを流し、下からパンパンか?
四方回してからゲンゾウでパンパンか?
下からパンパンは尺間の間にコマ入れる手間が面倒臭いらしいし、厚みの均一が条件
かわいい後輩君のお勧めの後者でとりあえずやっみる

まず、壁際の受けと共に横に流す吊りも同時に墨出し
これはこれまでと同じ
後は掘るか?掘らないか?の違い
これまで一回しか出番が無かった小穴カッタ君が寂しそうにしている(笑)

まずは四方を廻す
中は尺間でジョイントだけダブル
30×40は縦使い
ボードの千鳥張りはしない
ゲンソウの為、一本一本当たりを読み、少し長く矩未満角度でカット
長すぎると泳いでしまうし、あまり角度を付けると切り口が負けてしまう
何事も塩梅が大切

N75では太く割れてしまうと聞いていたので、普通釘65で
でもそのままだとやっぱり墨通りにはならず動いてしまう
野縁と合板のキレで作った治具を左手で受け材と共に握り、矩と墨位置を維持
右からNV65HMCで65釘をパンパンと2本打ち、治具を外し反対側から1本打つ決める

治具と左右3本打つ事で多少の捻じりは解消出来る
しかしいずれまた捻じるだろうし、そこそこ捻っているヤツは言う事を聞かない
改めてここに掘る事の意味を感じる
また6ミリずつ掘る事で長さの許容範囲があり、すべてまとめて一度にカット出来る利点も再認識

実は天井下地のゲンゾウ納めは今回が2回目、前回は忘れるくらい昔の応援先
試行錯誤しながら、自分なりの手順と塩梅を模索していく
正直、慣れない手順でいつも通り掘った方が早かったかも(笑)
それでも徐々にペースアップ
慣れていけば掘るより早いのかも
でも、作業の前にまず気持ちを割り切らないと始まらない
いろんな意味で難しい…

ここでプチクイズ!
上記のように多少捻じったヤツは治具と3本打ちでそれなりに矯正はできた
しかしそれ以上の捻じれの場合、難しい
薬指が23号もある豪腕ならなんとかなるかもしれないが(笑)
フン!と頑張っても非力な自分では無理
そこである物を使い、その捻じれを解消目指した
それなりの効果があったつもり

さて、その捻じれ解消の方法とは?

いずれ元に戻るつもりで最終的には上に同材を抱かせてビス止めしているが、釘打ちをする段階での方法

いつものように正解はあくまで自分のやり方
俺ならって手法、また同じような納め方でのアドバイスもあればよろしくお願いします!