現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

根太を流す?

大引だけでかなりの時間を使った。
そして根太掛けなしでの根太施工。
根太は45×45。
土台の多くは1〜4ミリ程根太欠きが必要。
数だけ考えてもかなりの作業量。
しかも1ミリ掘ったり2ミリ掘ったりは難しく通りは揃わない。
土台天基準では根太掛けを打ってもある程度の箇所は土台を掘る事にはなるが、根太掛けがガイドの役割りをするので比較的楽に正確に掘れる。

今回は野縁を根太掛けの位置に仮打ちし、掘りのガイド役にさせる。
なら根太掛けを打てばと提案するがなぜか?首を縦に振らない。
地道な作業が続く。
土台と同方向に乗る根太は最小寸法で自動カンナに通しパッキンで調整する。

絡む間柱は奥行1寸を根太分飛ばす。
絡む柱は下端が6分、上端を2分のテーパーで堀り根太を差し込む。

土台のレベルを正確に見るなら、根太掛けを使わないなら、やはり基礎パッキンの調整板施工をすべき。
今のは手間が掛かり過ぎる施工。
いや、こちらが手間請け大工の考え方にドップリ浸かっているのかな?
とにかく進まないのは事実。

今日の現場談議
「根太ビス」
今回は親方が展示会で買ってきた東洋何チャラの大箱ビス。
見た目はダンドリ中細ADビスみたいな奴。
使った感想としては悪くはなかった。

自分は必ず根太の上に乗って体重を掛けてビス揉みするので、これまで寄りがどうこうはあまり考慮してこなかった。
また手間請けの場合、値段が最優先でコーススレッドで済ましてきた。
でも専用品があるのには意味があるはず。
もっとビスに投資をしてもと考えている。

本家参考記事
http://d.hatena.ne.jp/toshikane/20120128/1327699220

皆さん
根太にどんなビスを使ってますか?
それとも釘打ちですか?