現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

働き方改革 ネクスト

さて、信金でたぶんフルオリジナルの淡いグリーンのツートンカラーの初期型S13シルビアを見て昇天しそうになったh168です(苦笑)
オーナーは還暦くらいのマダムさんでした

少し前、嫁さんに大工の手間代って何十年も変わっていないのは変だよと

確かにこの30年で最低賃金は上がっているのに、いわゆる1人工の大工手間代は据え置き中なり(苦笑)

確か自分が高校時代にバイトしてた頃は時給600円台だった気がする
今は静岡県では900円から1000円くらいかな

ちなみにお隣愛知県の最低賃金の推移が出てきたので紹介

https://jsite.mhlw.go.jp/aichi-roudoukyoku/jirei_toukei/chingin_kanairoudou/saiteichingin_toukei/saitin04.html

出入りの業者の中で大工が1番儲からないのは、乗っている作業車見ればわかるでしょ?と言うとほとんどの元請けさんが妙に納得する悲しい現実(苦笑)

もちろんガツガツ稼いで潤っている手間請け大工はいるだろうけど、平均値で言うと儲かるとは言い難いよね

常用なら、年間稼ぎの上限はほぼ決まってしまうし、
休めば休んだだけ減っていく
しかもそれがどれだけ経験値を高め歳を重ねても変わらないのだから

手間請けならば、うまくやれば常用より稼げるけど、下手すれば常用より稼げないリスクがある
応援さんへの支払いの方がずっと高いなんて話もザラにあるわけでね

かつての自分もそうだったし(苦笑)

そこから脱却する為に足掻いていた数年間
少しばかり先が明るく見えてきた頃の記事がこちら
h168.hatenablog.jp

h168.hatenablog.jp

そこからまた数年、考え方がまた変わってきた

同年代の仲間はかつての自分のように日曜日なしで毎日8時頃までやって必死に過酷な工期を守り頑張っている
 
ただ1日3時間も残業すれば6日で18時間
月にすれば9日から10日分
日曜出勤も足せば、残業なしの日曜休み大工と比べると毎月10日から2週間分も多く働いている事になる

それだけ働いているのだから実入りが多くなって当然 
道具を買うのに躊躇わなくなっただけでも良い事かもしれない

それでも日割りにすれば常用よりいくらか良い程度
更にそれを時給にしたらどうなの?
もしかしたら親方元に居た頃と大して変わらないかもよ

そんな現金なそろばん勘定の前に、体が、気持ちが、悲鳴を上げるかもしれない

やはりこういった働き方は長く続くもので、また長く続けるべきでもないと思う
更に工期を詰めてくるって話もあるようにだし

続く


記事内容とは全く無関係な今日のショート動画(苦笑)

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