現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

結局やるのなら

さて、玄関框
嬉しいことに、2メートルの一直線
付け框がない納まりでかなり楽だけど、その付け框を受けるところから脳天長ビスでドーン!と揉めないので、結局高さ合わせに背骨の出番

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小穴カッターを持ってきたけど、溝の上下は丸ノコで走るので、このまま丸ノコ溝突きでいいかもと
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丸のこ8回挽きで12ミリ溝の出来上がり

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こういうことなんだけど、基礎がまっ平ではないようで真ん中が捲り気味
故にフロアと框のチリが均一にならない
仕方ないので、フロア差し溝を突く事に

更に框の母材の節が多く肌が荒めで、土台との密着度が悪い
仕方ないので、電気カンナを走らせ接点を減らす
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結局やるなら最初からやれば良かった(苦笑)

フロア加工はかなり面倒くさいことになるけどね
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でも差すことで床板が浮き上がる事もないし、何より均一なチリが、ひとつ上の仕上がり感を出してくれるかと
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今日の教訓
心理的にボンドを多めにつけたくなる所だからこそ、そのボンドの厚みを意識しよう
たとえ床板を框に差さなくても、ボンド逃げ用に裏筋入れたりと出来ることはある
天井からいくら突っ張り立てても框チリが揃わない時は揃わない
下手すりゃ床板勝ちなんて事もある
玄関は家の顔、頑張ろうね