現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

せっかく持ってるんだし

さて、床板の縦横張り方を切り替える所
ここ最近は5度傾斜合わせで対応してきた
しかし今回は意図して長尺雄実残しで

ここに短尺を合わせる納まり

使う床板は15厚

実は4.5ミリほど
その4.5ミリ幅のハギビットがあれば雌実は簡単作れる
しかし高い(苦笑)

入隅カッターの刃とそう変わらない
ならばせっかく持ってるんだし、入隅カッターでやろうじゃないかと(笑)

溝突くのは簡単、チーンと一突き!
ただ入隅カッターの刃幅は6ミリ
つまり緩々雌実
雄雌合わせはあまり緩いと気持ち良くはないよね(笑)

そして長尺同士の合わせとなると問題あり
ただ短尺を絡めるならそう問題はないかと

つまり雌実というより雄実避け溝と考えたらOKかと

では本番を

もちろん合わせの癖取りは慎重に

ここに仕上げの良し悪しの印象が出るから手は抜けない


基本ツライチを目指しているが、ほんの少しでも長尺側より短尺側が勝つとあまりよろしくない
後から打つ側が低くなる事はそうなく要対策

そこで緩々雌実でも長尺側雄実の下に入り込むイメージの溝位置

すれば自ずと長尺側が勝つ感じになる

最後は後からペーパー面付けでより合ってます!感を演出(苦笑)

まぁまぁかな(笑)

無垢床板はかなり自由度がある
ただ1×6となると雄実活かしになることが多いかと
心理的にも確実に雄実を打ちたい
尺ある短尺側も出来れば押さえたい

入隅カッターにしろハギピットにしろ雌実を作って納める方法を取得しておけばきっと自分を助けてくれるかと
という訳で一つ引き出し増えた増えた(笑)