現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

4寸切れる?

さて、今回はメーターモジュールの軸組オール4寸
筋交いとそれに絡む間柱は楽々プレカット
番手さえ間違えなければイージー
でもサッシ下地はノンプレ
マグサと窓台は柱を5ミリ彫って納める
そこで必要なのが卓上丸のここと、押切り
後輩君はコレ

マキタ LS0820
古いモデルなのでカタログ数値は分からないが、4寸が切れる

ところが自分のはコレ

日立 C8FC
カタログ数値通り、4寸が完全には切れず残る

あるベテラン大工さんが、この押切りを使ったあとに毎回間柱をガブリとかじっていた
???

よく見ると、ここを噛んで取っていた(笑)

下に合板でも置いてかさ上げすれば4寸は切れるよ、と教えてあげたけど(笑)

刃の降りを限界までにしても、4寸切れるかも

では実際にどれだけ差があるか測ってみた

右の日立が117ミリ
左のマキタが130ミリ
個体差があるにしろ、この差はかなり大きい

では、その差はどこから?
マキタはフェンスから軸芯まで60ミリくらい

日立は56ミリくらい

プラス刃の降り量も関係があるが、この差は小さくないかと

下に合板敷くと2寸厚は切れなくなるし、そもそも邪魔な存在
かといって、いちいちかじり取るのも(笑)
というわけで、オール4寸物件にはマキタの8型押切りの勝ち!(笑)

今日の一曲
後輩君のお気に入り
http://youtu.be/cAwVMAj_bfk