現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

easy to work!

さて、今日から新しいリフォーム現場
前の現場は樹脂で治具を作っているうちに終わっちゃった(笑)

今回は大規模
キッチンからダイニング、トイレにお風呂
外部や一部内部にも構造用合板も張る
一部サッシも交換
手を付ける箇所は床、壁、天井、建具と全てを一新
仕事としては好きな部類
出来れば最後まで入りたいが、次の新築建前までの期間限定
おそらく解体だけかな?
超ハードワークなタイル風呂解体が待ってる(笑)

今回のお施主様は兼業農家さんで敷地が広い
リフォームする母屋と子世代の脇屋があるが、詰めれば15台は駐車出来そう
出入り職人の作業車はもちろん、産廃コンテナや仮設トイレの置き場にも困らない
お隣さんも離れているので、音も粉塵も気にしなくていい
何より緑が多く心地良い
時より涼しい風が吹き抜ける

いろんな意味で環境が良くとにかく仕事がしやすい
解体ゴミは窓から放り投げておくと、知らぬ間にお婆ちゃんが片付けてくれる特典もついてるし(笑)

今回に限らず、こんな感じの現場で仕事を覚えてきたので、逆に街中の現場ではストレスが溜まる
車を駐めるだけで一仕事
指定された駐車場へいくとすでに他の職人さんの車
再度指定された駐車場へ行くと現場から離れる離れる(笑)
建材の置き場もどうしましょう?
自分の道具の置き場も探さなきゃならない

マンションリフォームなんてさらに難儀する
他の住人さんの動向に戦々恐々
一日に何度エレベーターに乗る事か(笑)
叩いている仕事よりその前と後の仕事が多くなる
当然、細かい神経と配慮が求められている

つくづく田舎の大工で良かったなぁ〜と(笑)
逆に都会の大工さんを心より尊敬しております
おそらくずっと田舎で仕事をしてきたベテラン大工では、街中現場は厳しいかと
車の駐めかたからして意識が違い過ぎるからね

ここでマンションリフォーム小話を一つ
2400のキッチン人大トップがエレベーターに入らず、監督さんと水道屋さんが段ボール梱包のまま螺旋階段で6階へ
かなりメダボ気味の監督さんは大汗かいてゼーハーゼーハー
顔色悪いけど大丈夫?
取り付け担当の自分が段ボールを開けると
コンロが左右逆!
そのまま逆戻り(笑)

まぁそもそも現場にあった図面は逆
監督さんは発注に問題ないって言ってたけど、いや〜な予感がしてたんだよね(笑)