現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

A.GJQ-06

さて、正解は!
「卓上スライド丸のこ用スライド当て木」
略して「スラあて」(笑)

ブツブツ語るよりまずは画像を

鬼目ナットを仕込んだ幅狭のオス板をスライドのフェンスに取り付ける

裏からユリアネジ
ここは蝶ネジに交換予定
ここにメス板を差す

こんな感じ

邪魔と思えばスライド

矩にしたい時はひっくり返して差すだけ

当て木に関しては、これまでかなりいろいろやってきた
でもいつも不満が残り納得出来る物は出来なかった

今回、たまたま目の前に加工しやすい樹脂窓枠があったのでこれまでの不満解消治具にトライ
正直、試作第一弾なので改良点は多い
でも使えるとも思っている

でも、そもそもなぜ?当て木をスライドや脱着式にしたのか?
幾つかの理由がある

当て木の取り付けをスピーディに
矩、留、その都度対応できる
ここ一番の時の、当て木ごとカットにも対応
肝心な箇所が傷めばスライドして落とすだけ

逆に不要な時はズラせる
特にターンテーブル回すなど

必要な作業によって必要な当て木形状も変わる
必要な形状のメス板を複数用意すれば、その都度対応ができる
例えば、浮かし当て木やスライドシャクリ用幅広当て木など
メス溝はトリマ一発の簡単な作業
オスは面倒臭いけどね(笑)
様々なバージョンを作るつもり
同寸カット定規が本命

もちろんデメリットもある
精度が落ちる可能性
これはアリの作りにかかっている
今回はギリ及第点のそんなにキツくはないけどね仕様
また、強度アップの為にもオス板も同高にし、ど真ん中溝かダブル溝にしようかと

当て木があれば1尺が切れなくなる
でも、個人的にはフロアをスライドで切る事はまずないし、裏のユリアネジを外せばいいだけ
いつでも簡単にフリーに戻せる

とりあえず、試作第一弾としてはまずますかな