現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

Bad time & Good time

さて、今日は愚痴を
本日、システムバスルーム施工
朝、乗用車で職人一人だけで登場
乗用車はそのまま帰って行った
不思議に思い話を聞くと、相方が遅刻で営業に送ってきてもらったと
肝心な荷も遅く、しばらく手持ち無沙汰の職人さんと音楽談義を
しばらくして、荷とリーダー格の相方が登場

作業を進めていく中でリーダー格が、相方に「長いビス無いか?」
「持ってきてません」と
するとリーダー格は無言で、こちらの4段ラックに長さごと仕分けして置いてあるビスケースから勝手にビス一本拝借
「えっ?」
すべての会話と動きを把握していた自分が語気を荒げ
「持っていくのはいいが、一言もないのか?」
「勝手に持っていくのは、泥棒だろ!」
「すいません」と
謝り方も気に入らなかったが、そもそも人の道具や金物に勝手に手を付ける神経が信じられない
やっぱり遅刻するような奴は仕事相手として信じられない
そういえば、さっきも無言でこちらのゴミ入れを漁ってたし
一気に気分が悪くなり、怒りオーラ全開
雰囲気を察してか、相方さんはより丁寧な口調に

自分は現場に入る職人は仲間だと思っている
たとえ手間請け物件でも同じ
なるべく会話をし打ち解け、少しでもお互いがやり易いような現場を目指している
話好きは否定できないが、くだらない音楽談義もより良い仕事の為
穏やかな雰囲気の現場でありたい
そんなの気持ちを裏切られた気分に

おそらくビス一本、一円もしない
もしかしたら、自分が短気だけなのかもしれないが苛立ちは募るばかり
視線に入って来る度に、何か言いたくなる

最悪な事に本日は現場での作業は午前中まで
午後からは元請け取締役さんと一緒にこれまでの物件の見学にいく予定
これ以上どうこう無いのは分かっているが、正直、彼らに現場を任せて離れる事に抵抗感が

現場を離れる際にきつめに一言釘を差していこうかと思ったが、あえて熱々缶コーヒーを渡し「現場を頼むよ」と
対応として良かったかは分からない
でも、苛立っていては良い仕事ができない
それは相手も同じ

でも、こちらは気分の悪いまま車を走らせるそこで少し遠回りしてある物が良く見える道を通り気分転換をはかる

静岡県民&山梨県民の特権、そう富士山!
高台の下り坂から、雨上がりで澄んだ綺麗な富士山を拝む
これで少しは気も晴れた(笑)


この画素は夕方の帰り道
昼間はもっと鮮やで大きく見えたが、写真に撮らずでorz