現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

現場百見

さて、物を知らない 納まりを知らないのは当然
だからこそ覚えようとしないと
その為にも現場に来るたびに進んだところをとことん見るべし

まずは目を肥やしどれが良い施工か?悪い施工か?判断できる目を持たないとならない

そしてそのとことん見る行為自体が職人への無言のプレッシャー
必ず質の向上に貢献するはず

逆に現場に来ても大して見ない監督は舐められる
釘やビスがウキウキでも一切指摘しなきゃ 大工のやりたい放題
現場を重ねるごとに手は粗くなり質の管理なんて遠い話
一度そんな関係性になってしまえば、今更どうこうできなくなる

自分の親世代以上の職人と対峙するにはやはり理論武装しなければならない
多少頭でっかちでもいい
金物や耐震関係の決まりごとを熟知し指摘できる知識は完備するべし
間違えがないと思っても必ず釘ピッチを測る
その測る行為自体が大工への無言のプレッシャー