現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

塗装板を克服

昨日から階段を付けている
正方形一坪で上がる階段
ストレート4段+3段廻り+3段廻り+4段ストレートで2階
側板もぐるっと廻る
某メーカーのプレカット塗装板
側板厚は30ミリ
これを直接柱面に打ち付ける納まり
ちなみにボード小穴突き
無塗装板の方が気持ち的には遥かに楽
とりあえずMDFベースではなくゴムの集成材で少し安堵するが

塗装板の取り扱いは慎重に
些細なミスや雑な作業が傷を呼ぶ
そしてリカバリーが大変

化粧として現れる所をカットする時は必ずカッターでケガく
塗膜をしっかりと切ってから丸ノコ
また裏から切れる所はなるべく裏から

側板を柱へ打ち付ける時、ビスだけでなくウレタンボンドと要所に5分丸込栓を打つ
ビスだけだと動く、ボンドも頼もしいが、込栓の威力は凄まじい
これで下がる事はない
その為、入隅の側板はお互いに柱芯以上に伸ばし、込栓スペースを確保する
込栓は5寸長だがそれを真っ二つ切って使う
しかし込栓を丸ノコやスライドで切ってはならない
エライ目にあった

踏み板入れやクサビ入れの時、キツめで気持ち良いからといって、やたら後ろからついてはダメ(笑)
せっかく苦労した側板同士の突き付けが開く事に
ここにも込栓が効いてくる
もし込栓を打たないなら、バリをかうべかと

廻り側板の蹴込板掘り幅は場所によって狭くなる
一丸ノコ入れて幅を広くしておく
後で蹴込板をどうにかするよりは楽

今回、付属品のクサビはプラ製
ウレタンボンドは必須
また、廻り踏み板下は長い方の付属品でも長さが全く足りない
そこで一つはそのまま入れ、蹴込板側には付属品を真っ二つに切りそれを重ねて入れる
重ね方で厚みは任意に
これでは鼻先も蹴込板側もクサビがしっかりと効く

もっといろいろあったが書くのも嫌になるくらい細かいので、省略

ここでプチクイズ
廻り踏み板はボードに書いた原寸にておこしている
慎重にカットし、入れ込む
しかしこの作業の間にある事をすると階段完成後、楽になる

さて、カットしてから入れ込むまでにする事とは?
そして完成後、楽になる事とは?