現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

紙を折る

床の養生話には、いわゆる紙系の養生シートを使っている
一旦長さを読んでから、少し戻し折り目を付けてから切る
折る事で矩を出し、カッターを入れやすくするのが狙い

ローカなど幅を詰める時は片端をテープで抑えてから、もう片端は切らないで折る事で幅を調整する
幅をキープする事で再利用をしやすく狙い

養生にダンボールを使う時は、元々の折り目を有効に使う
階段しかり、窓枠しかり、折り目を基準にカット
ちなみ窓枠は下枠のみダンボール養生をしてあるが、1×6ダンボールがジャストサイズだった
笠木は入ってきたダンボールがそのまま使える

アスファルトルーフィングも折って使う
下屋の立ち上がりはきちっと折り目を付けてから納める
折り目をつけないと、どうしても隙間が生まれる
すると捨て板金がきちっと納まらない
無理に納めればルーフィングが切れるし、不必要な隙間は結露など悪さをする
谷も同様に事前に折ってから納める

でも、さすがに透湿防水シートは折らない(笑)
しかし入隅は3.5尺程の野縁でグッと抑えてからタッカ打ち
屋根同様に浮いていると、胴縁で抑えた時にシートが切れたり損傷してしまう

現場では骨だけでなく紙も折る(笑)