現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

棒がモノを言う

さて、リクエストというか指摘があった後から入れの小柱の振れ止め
ホゾは延長して4寸5分もあるし、階段の側板と絡むしそのままでいいじゃん

でも動くよね(苦笑)
しかも無目の下笠木を流し、小柱に飲み込ませるようにして上から抑えてあるので、小柱にはビス一本止められる場所もない
さすがにこれはマズイ(笑)

そこでこんな事を
リアルタイムではバタバタして写真を撮れなかったので再現ですいませんがorz

角から7分入った所の対角にツバ付き合釘を

当然仮入れすれば下に痕がつく

仮り釘プラーで合釘を抜いて

合釘痕をガイドに15錐で小柱と床の双方に5寸深の穴を開ける

そう、つまり5分の丸棒で振れ止めを
市販の5分の込栓は5寸長
それでもそれなりに振れ止めにはなるけど長い方がいいかと
今回の場合、丸棒は1尺ほどに
ただ丸棒の場合、ボンドホールとかスパイラルではないので、ボンドが逃げられない

そこで丸ノコで2分ほど筋入れし逃げを作る

ボンドが効く前からほとんど動かないけど、ボンドが効けばほぼ遊びもない感じ
ただ床の穴開けの際、フロアタッカーとか剛床釘とかボルトとか拾う可能性はあるのでご用心(笑)