コードやホース収納にS字フックを使うが他にも出番がある。
板金屋さんのように道具バッグをぶら下げるのは定番。
その他、足場にS字フックを掛けホースやコードの取り回し。
ブラケットや手摺でなく支柱の引っ掛けにさすのがミソ。
要所にぶら下げておけば、外部胴縁打ちなどホースの取り回しは楽々。
ホースが引っ掛かってのイライラはかなり減る。
そして大きめS字フックならコイルネイル二巻きはさせる。
建前の時はこれを使う。
うまくやるとS字フック一つでカケヤも掛けられる。
棟木、母屋と垂木の間にさせば、丸のこやインパクトや釘打ち機も保持できる。
そして道具バッグでも。
もちろんホースもうまく取り回せる。
建前の時は足場の最上段にとりあえず数個さしておけば何かと便利。
これからの季節なら、水筒やタオルも掛けられる。
一服やお昼に汗で濡れたヘルメットや釘袋を掛けておけば多少渇きが早い。
ブルーシートも乾かせる。
釘袋のベルトにS字フックをさしておけば充電丸のこなどフックの無い道具もぶら下げられる。
使っているS字フックはステンレス製の45径と90径の異径コンビで180ミリ長くらいのヤツ。
これが最適だからではなくたまたま最初に買ったのがこのサイズ。
でも使い勝手良かったので徐々に増えてきた。
状況に合わせて45と45コンビのショートとロング、90と90コンビも使う。
それと、ビケ足場(クサビ)のアンチ(踏板)を外す時にも役に立つ。
一人でアンチを外すのって結構難しい。
こっちを上げれば向こうが落ちてなんてことも。
使い込んだアンチだと更に言うことを聞かず、結構イライラする作業。
そこでS字フックを一段上に引っ掛けておき、そこに片方を持ち上げたアンチをぶら下げる。
そして反対側を上げ外す。
これがかなり簡単で早く外せる。
余程でなければS字フックを落とす事は無い。
ただし、支柱とアンチが6センチ以上離れている場合180ミリ長では届かない。
ロングフックの出番。
今日の現場談議
「足場」
自分が入職した20年近く前はまだ単菅足場が多かった。
でもあっという間にいわゆるビケ、くさび緊結式足場に変わった。
そのビケの単価を考えると足場屋は本当に大変だと思う。
値崩れし叩き合っている。
信じられない値段での売り込みもよく聞く。
大工手間を含め職人の手間代はもちろんだが、消費税特需で流れが変わって欲しいと説に願う。
足場の単価、皆さんの地域ではどうですか?