現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

自分仕事リフォーム DAY4

リフォーム4日目

今日はシステムバスルーム施工。
さすがにこれは専門業者さんに。
打ち合わせをし最高の作業台を提供。
でも、時折小雨が落ちてくる小寒い日。

8畳のDKはキッチンとシステムバスできちきち。
この部屋での作業はお風呂屋さんに。
自分はまずキッチン換気扇外フード内フードパネルを。
下手なコーキングでも全く苦にならない場所。

昨日、配管の為に開けた床と天井そして壁を補修する。
床は剥がした物をそのまま戻すが根太は増設。
丸のこ刃幅分の隙間にウッドシールを充填し気密テープで塞ぐ。

納戸の表し天井はジョイントのボンド跡で少しブサイクに。
後で無垢の廻し縁と同じ様な物を流すと決める。
とりあえず出来る事をして一旦現場を離れる。

親方の作業場で風呂の窓枠と脱衣所の入り口枠、その他見切りをタモで作る。
タモ材は親方在庫品を購入。

入り口枠と建具は既製品でいこうか迷っていた。
タイトなスケジュール、楽なのは間違いない。
でもこの御宅、昨日廊下が格天井と触れたが入母屋造りでそれなりにお金の掛かっている。
他社のリフォームにて1×6をペタペタ張ってしまい趣と格は下がってしまっているが、すべての建具は無垢。
もともとの新建材嫌いもあって、造作建具で行く事に。

初日の解体後納まりを決め建具屋さんに先行で建具作製を依頼。
それに合うように枠を作る。

間口6尺となった脱衣所には端から1.5尺の所に柱がある。
構造を見る限り取れない事はない。
でも数年前に他社で耐震補強工事を行っており、補助も受けている。
残すのべきと考え、建具はいわゆるアウトセットの上吊り片引きに。

親方元では建具はほとんど造作で慣れた作業。
3時過ぎには作り終え、それを持って現場に戻る。

ダンボールで埋まっていた部屋は多少のスペースが。
風呂屋さんに気を使いながらキッチンの架台を組む。
何度か施工経験があるキッチンで問題はない。
しかしダンボールの量がすごい。
ダンボール整理に時間が取られる。

水道屋さんも加わり、食洗機を付ける。
気付けばもう薄暗い。
風呂屋さんと共に残業。
なんとか及第点のコーキング。

なんとなく終わりが見えてきた。


今日の現場談義
「手押しかんな盤」
使ってますか?
今は使わないでも完成する住宅もある。

でも大工なら手押しを使いこなさないと!

しかし事故の多い機械でもある。
以前、防寒着の袖ボタンが弾かれた事が。
気をつけましょう。