現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

言葉足らず

さて、先日本家言葉利兼さんのブログでバールの話題
こちらです
http://d.hatena.ne.jp/toshikane/20170108/1483823740#c

その記事に「N75を噛めて釘袋に入る200〜240ほどバール」というコメントをした
正直、自分的にはこの時点で打ち損じの釘を抜く用と伝わると思っていた

まともに利いたN75を300未満のバールで埒よく抜ける訳はないからね
一部の方には伝わり賛同して頂きましたが、同時に多くの方には伝わっていなかったようで

そこで「つまりは建前剛床用ですね」と補足
これで伝わったと思っていたけど、再びそうではなかったみたいで(苦笑)

最後になってやっと「240未満のN釘バールは基本打ち損じを抜くので」とコメント
たぶん伝わったかと
伝わってて欲しい(笑)
鼻から「打ち損じて下地を拾えなかったN75やN50を抜く用」って書きゃよかった(苦笑)
言葉足らずも甚だしいorz

でもなんでこんなバールが欲しいかといえば、建前での剛床打ちは走る仕事そのもの
時に走り過ぎて下地を外す事がある
長いバールを持ってこようとすれば当然流れが止まる
じゃあと、後で抜こうとしてもほぼ忘れる
そして昼飯食いながら見上げると緑の釘が(笑)

大工だけならまだいい
でもお客様が気付く事もある
これはかなり頂けない話
時に自分達の仕事を疑われるきっかけになりかねない
是が非でも避けないと
それに二階材が乗って上から抜けないなんて事もしばしば

やっぱり打ち損じはその都度解消したい
そう考えるとN75を噛めて腰袋に収まる短いバールが欲しくなる
N50で打っている野地や面材も同様に

N釘バールは前々から考えていて手持ちのバールを拡張させてみたりしていたけどうまくいかず
でも自分の中でこんなバールって明確な構想はあった
確かにそこにあった(笑)
それにN釘用と明記したバールは存在してなく新たな需要を発掘出来ると本気で考えていたし

そこで最初のコメントをしたあたりでは土牛にでも売り込もうかと真剣に考えていた
でも同業者にすら伝わらない自分説明下手さに諦めました(笑)