現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

適応能力

さて、実は先週から新しい応援さんに来てもらっている
自分より3つ歳上のK兄さん
見るからに職人な風貌とこの人やるって雰囲気プンプン

そもそものきっかけはちょうど1年前
知り合いの外壁屋さんから突然親方元を離される大工がいるから話を聞いてあげてと
自分も親方元を離れたのは計画的ではなくリーマンショック時に突然だった
そしていろいろしんどいところを乗り切っての今
それを知っている外壁屋さんが同じような境遇だからと
でも電話はなくそのまま流れた

そして今年の春先になってその外壁屋さんから別件で話をしている時に、そういえばあの時の大工さんどうです?と
そこからは前回とは違い話が進み、今は一緒に現場に入っている

地場に根ざした親方元での仕事環境や納め方が面白いほど似ていて、毎日あるあるそうそうと
工期なんてなくて出来たら木完(笑)
スピードを求められる事はなかった

ただここは手間請け物件
K兄さんにとって決してやりやすい現場ではないのは間違いない
でも一生懸命こちらの要望に応えようとしてくれる姿勢は嬉しいし、何より適応能力が高い方なんで戸惑いながらも自分の形を構築していく感じが見て取れる
リフォームが好きと言うだけあって要領の良さも
おそらく裏技も隠し持っているに違いない
今は自分がいろいろと教える立場だけど、そのうち逆転するかもしれないな(笑)