現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

変わり始め

さて、応援のY君29歳は親方である親父さんと同じ工務店の手間請け物件のみという極めて限定的な経験しかないのでいろいろと物を知らない

道具の使い方を含めて仕事の流れを見てもベテラン大工さんにしか思えない感じ(笑)
道具への造詣も極めて浅く、自分の使っている丸ノコの径もチップソーの数も即答出来なかった

ただ同じく応援のK君が感心するほどの真面目さと頑張りは尊敬出来るし助けられている
ある意味教え甲斐がある素材ではあるけど、同い年のO君と比べると大工として足りない部分が大きい
実際、自分からしたらまだまだ甘いO君にもっと社会勉強した方がいいとか言われてたし(笑)

このまま彼が頭で手間請け一軒任せられるか?というとちょっと不安
仕事の固さは間違いないけど、把握している情報量が少な過ぎてやり直しも多い
それに手間代も工期も限られている以上、段取りの良さと道具の使い方を突き詰めるのは必須

一緒に仕事をし始めて一カ月近く
少しづつ変わってきている気はするけど、先は長い気もする
同じく親方が実父だったK君曰く、実際に自分でやり始めないと本当の意味で変われなかもと