現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

地鎮祭

皆様にたくさんの励ましを頂きありがとうございました。
日常に戻る事が、新たな一歩と思いブログ復帰いたします。
相変わらずの内容ですが、よろしくお願いします。

では
土曜日、5月末の上棟を予定している御宅で地鎮祭
2月に母屋と脇屋の間の外台所や外トイレの屋根を作り直した御宅。
ちなみにこれhttp://d.hatena.ne.jp/h168/20130215/1360878019
本来なら3月末には上棟目指していたが、確認の関係で伸びて今に至る。

さて今回も手間請けの立場。
元請けさんはいつものベテラン大工さん。
ベテラン大工さんと書いているが、その営業実績は凄い。
個人経営なのに20年間連続で売り上げ2億を達成された相当やり手の社長さん。
大病されてから一気にペースダウンし自分が専属的に仕事を頂いている。

手間請けの立場でも地鎮祭に呼んでいただけるのは素直に嬉しい。
地鎮祭にはお施主様ご家族4名、元請けさんと自分と基礎屋さんの7名で。
そして忘れてはいけない肝心要の神主さん。

法螺貝の音と共に式が始まる。
初めて見る神主さん、すごく丁寧な式運び。
でも現場はお茶畑に囲まれた一角。
すでに一番茶の刈入れが始まっており、茶刈機の爆音に神主さんの声が消されてしまう。
少し気の毒な気がしたが滞り無く式を終え、引き続き現場にビニール紐を張り建物の配置の打ち合わせを。
それにしても寒い日だった。
いよいよ新築工事が始まる。

地鎮祭と聞くと思い出す現場がある。
以前、クリスチャンのお客様の新築工事を監督として担当した時の話。
牧師さんが来て地鎮祭的な式を執り行った。
特に祭壇などはなく聖書を持ち、皆で輪になって讃美歌を歌った。
こちらは初めての事で何がどうなるか全くわからないまま終わったが、その印象だけは今も強く残っている。