現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

束の間の晴れ

さて、本来なら今頃建前だった物件が飛び、どうしようかと微妙に焦っていたけど、その次が決まり一安心

それでもそれまで少し時間があるから、応援行ったり新規開拓したり動こうかと思っていたけど、ここ数年の働き尽くめMAXで疎かになっていた道具の修理やメンテナンスをすることに

とりあえず今日は集塵丸ノコユニットのホースを
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買ってから8〜9年位かな?
これまでどれほどの粉を吸わせてきたことか

ただ最近少し吸い込みが甘く前より気持ち良くない(笑)
そこでおよそ4年ぶり2回目の水洗いをすることに

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応援先で若い衆が仕舞ってくれたけど、ダスターで吹くこともなく、吸い口を掃除してすることもなくそのままだったので、まずは白い粉を出す
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結構出たね(苦笑)
このまましばらく使わず放置だと、たぶん再び使い出して直ぐに詰まったと思う
仕舞ってくれたのはありがたいけど、必ず掃除して仕舞う習慣がない人の道具はまず長持ちしないよね

ボード紐がないか?を竿で確認しながら水洗い
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今回はボード紐ゼロでした!

確か応援先でインナーコードホースを洗った時はボード紐が酷かった
本家さん曰く、アレはあくまでもサイディング用だそうで、ボードで使うと詰まるらしいのでご用心

今回は特別サービスで泡洗いも(笑)
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泡が消えるまで放置してから何度も濯ぐ
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悟空の如意棒のように頭の上ホースをグルグル回し脱水
この光景は怪しい人以外のなにもでもないけど(苦笑)

ある程度水分飛ばし木陰で半日乾燥
これでしばらく使えるな

実は小形集塵機もホースも丸ノコも全く同じユニットをもう一つ持っている
でも使えるうちはバリバリ頑張ってもらいますよ

鋼製束考察

さて、引き渡し直前物件の監督さんから、床鳴りが気になるので見てくださいと

確かに気になるレベル
ただ床板や剛床じゃなくその下の鋼製束からくる金属音ぽい
それなら潜らないとね(苦笑)

周辺の鋼製束は浮いた感じはなくナットも締められている
ボンドもコンクリートビスも切れた感じはない
大引が下がり束のテンションが高くなったような感じでもない

ただ怪しい所直下の鋼製束と大引との真下からのビスが打ち忘れていた

これかー!
そこで下から4本打ち、他の鋼製束も増し打ちしたら見事止まりました

今回の鋼製束はL型でラバーレス物
ビスは横からしか打っておらず、また束は垂直?って感じでプレートと大引の関係が微妙に悪く、そこがせって鳴いていたのではないかと

この物件の土台組は3人、それぞれ担当していた作業をはっきり覚えているから誰がやったかは分かる

横はあえて打たずに下から4本打つべしと伝えたはずだけどな(苦笑)
しかし全ては担当の自分の責任
そこは間違いない
ても今後の為にも本人にも伝えなきゃね

ただ潜ったお陰でいろいろと感じる事が出来たのは収穫

ビスの打ち忘れで接点が鳴くと分かったし、プレートと大引の関係を良くする為にも、大引を入れる前にひっくり返して鋼製束を正確に付けてのは間違いじゃないはず

そして鳴る可能性があるならラバー巻いてある方が良いと思えた
そして大引に止めるビスも考えもの
今回は付属してた45ミリほどのコーススレッド
やはり全ネジは切れやすいから要注意
それにコーススレッドの形状からしてビス頭はプレートに着かず、その手前のラッパ部分で受けてる感じになる
つまりプレートの納まりはイマイチ
使うならあえて頭の大きなナベビスの方が良さそうかも

そんな事を汗だくになりながら床下で思ったのさ(苦笑)

専門外カット

さて、応援先の現場、どうにかなりそうな気配
地味に頑張ってるもん(苦笑)

最後の方の仕事になるハンガーパイプ
わざわざ高速切断機やディスクグラインダーを持ち込むのもややだし、数本ならサッと終わらせたいよね

そこで丸ノコでチーンと
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チップソーは使い倒した木工用でOK!
あえて捨てずにこれ用に取っておいた物を使うのがベスト

刃は多めに出しゆっくりと走ろう
画像のようなアルミ製ならびっくりするくらい綺麗にカット出来る
もちろん矩に切るのはお得意のはず
ステン製なら更にゆるりとどうぞ!

まぁそれでもなんとなく罪悪感を覚えるけどね(苦笑)