現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

大工の一分

さて、まずは昨日のGJQの答えを
コレだけどね

まずは搬入されている材の上に乗せてビス止め

もちろん3×12尺作業台があれば遠慮なくその上でどうぞ(笑)

そして105×30×4000を3本載せる

クランプしてまずは左端をカット

お次は縦桟の墨にガイドを合わせながら右側からカット

まずはひと木口から

その後は連続してチャッチャッチャッと

そう!キチキチゲンゾウ用壁下地大量カットハシゴ治具
名付けてハシゴライナー(笑)
3列×9本の27本がものの3分でメイキング

前回この話を書いた時はおよそ4分だったから治具により一分速くなった(苦笑)

1束6本入りの30×60野縁も同様に

すれば6×9=54本があっという間に
1束9本入りの30×40野縁なら81本

巾木裏と廻し縁裏全てに流すのでこれでも足りないくらい使う


とにかく束ごと切ることが速さに繋がる

30と40の目違い組みにより縦桟を傷付けない

絶妙な横桟の位置により切り落としが効いての丸ノコバーンになりにくい
そして縦桟のガイド墨によりスケールレスでガンガンに走れる

ただが一分されど一分
下地の手前の下仕事だからこそ全力で走らないとね(苦笑)

ならばと両端のひと木口カットを一度やめてみたことがある
でも気持ちがザワザワ
割れがなきゃいいのにと思っても落ち着かない
大工としての何かをなくした気がした(苦笑)

なのでどんなに急いでいても、ひと木口カット
かろうじて残っているかもしれない大工としての一分は捨てないように