現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

丸のこの話

難しい話は本家にお願いして単純な話を。

まずは安全カバーの話から。
自分はロックしない派。
決して労働基準局の顔色を伺っているわけではなく、カバーが邪魔になればその時だけ剥けばと思っている。
それでも困る小さい物の縦引きの時などは木っ端クサビを使う。

昔は木っ端差したり、紐で結んだりし常に安全カバーをロックしていた。
でも臨時以外、もう何年も安全カバーをロックしていない。
それでもそれなりに仕事をしてきたのでロック不要論者かな(笑)

ちなみにロック派の方へ
http://d.hatena.ne.jp/toshikane/20111117/1321478339
これなら安全パトロールも怖くないでしょう(笑)

次に現場での置き方。
基本、木っ端に載せて刃を床に当たらない様にし下向きに置く。
新築現場なら間柱が最良。
薄物用の刃の出なら一枚、厚物用なら二枚で。
筋交いの木っ端を使う事もある。

丸のこを片付けて置く時も作業中もこの置き方が基本。
常に丸のこ置き用の木っ端は確保している。

でも足場の上や適当な木っ端がない時は、ひっくり返して刃を上向きで置く。
安全カバーで刃の露出はない。
木っ端無しでしばらく使わないなら刃の出をゼロにして下向き置いたりハードケースに入れたり。


いかなる時でも、刃が出た状態の木っ端無しでは下向きには置かない。
つまりそのまま下向きに置く事。
どうしても矩が狂いそうな気になってしまう。
実際に狂う事はないだろが、なぜか感覚的に受け入れられない。

最悪は安全カバーをロックしてのそのまま下向き置き。
丸のこにもチップソーにも床にも良くないはず。
今日も誰かの丸のこ下に木っ端を挟んできた(笑)
ロックしての上向き置きもかなり危険。

そんな事もあってか安全カバーをロックしない派になったのかもしれない。