現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

枠 小ネタ

さて、昨日袖壁を作った所
言わずもがなのスカイセットで

たぶん考えた人天才(笑)

幅の狭いクローゼット枠はビス穴そのまま打つと下地の木目を拾って微妙に動く時がある
なんとなく泳いでいるようで気持ちが悪い

そこでわざわざ出しはしないけど横にあるならフィニッシュで仮止め

そして下穴開けてから決める

ここはドア枠

枠外寸法は755
現状は910-105-12.5-12.5=780幅
つまり25ミリの袖壁が必要ってこと

このためにベランダ下地に使った24剛床のキレを取り置きしてある

マグサは805ミリで確実に入れているので24ミリじゃ薄い
薄い時はテープで厚々に

慣れればテープの貼り方一つで通りが悪い時やテーパーにも対応できる
とにかく現場にある物の足し算で袖壁を作る
これが一番早いかと
6尺の場合は1820-105-12.5-12.5=1690
枠外寸法は1632
58ミリの袖壁
30厚と27厚の間柱で対応
もちろん事前に取り置きして後でアタフタしない


袖壁下地を鴨居横までがっつり入れないのには理由がある
ジャスト下地幅に幅広枠の場合、化粧シートを傷める事がある
また下地を鉄砲で打った場合、連結ワイヤーが悪さをする時もある
避けられるリスクは避ける

はい!綺麗に納まりました
そう気になるあそこは後からどうぞ(笑)

付属してくる枠内寸法定規で確認

会社的には沓ずりを入れてOKらしく毎回搬入されてくる
確かに各部屋で縁が切れるから床は張りやすい
でもフラットもんなので気密が取れるわけじゃないし、そもそも無垢の床板にプラもんはね(苦笑)

扉芯で5度傾斜合わせ
この方がいいでしょ(笑)