現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

時を読む

さて、今日からフルリフォーム現場へ
いつもより早起き
なぜ?って
もちろん遠いから(笑)
というか時間が掛かるから
大きな都市の大きな駅前を通っての現場なのでとにかく時間が読めない
さらに遠いK兄さんと手前のセブンで待ち合わせ、淹れたて持って現場へGO!

初日の今日はタイル風呂の解体
自分同様にK兄さんも新築よりリフォームが好きと宣言しているが、タイル風呂解体だけは別モン(笑)
しかも初夏
さらに40半ばのおっさん2人
嫌的要素が多過ぎる(笑)

それでも頂いたお仕事、頑張らねばと

10時でここまで
運が良いことに壁のタイル下が厚く落ちやすかった
さらに運が良いことに風呂場は1.25坪
お互いの熱をギリギリ感じない距離感での作業が可能
尊敬するK兄さんだけど肌が触れる距離はさすがに勘弁(笑)

早めの昼飯前でここまで

問題はこの先
浴槽は簡単には取れない
取れるまでひたすらに掘るべし
さらに掘った土はひたすらに出すべし
はるか遠くに感じるコンテナまで何回運ぶ事になるのだろうか?
考えるだけで気が重くなる

さてここで問題!
ここから浴槽が出るまでどれくらいの時間が掛かったでしょうか?

正解は!一時間ほど
勝ち誇るおっさん2人のシルエット(笑)

それでも土出し完了までは一日目一杯掛かったけどね

今回の御宅は築30年程になるけどかなりの邸宅
K兄さんの言葉を借りるとどこぞの先生とか教授の御宅って感じ
確かに間取りは凝っているし使っている建材や住設も上物
けれどもこれぞ豪邸って感じじゃなく何処かしら上品さもあったりして実に良い感じ
何より30年経ったとは思えないほど各部の仕上がりは綺麗なまま
腕の良い大工の仕事なのは間違いないかと

一服時にK兄さんと和室の納めとか増築したであろう今回の浴室の元の位置は何処だろうとか
その増築部の仕事は荒いから新築時の大工とは絶対に別とか現場の話で盛り上がる
明日からは耐震工事の為、内部の解体に取り掛かる
どんな仕事に出会えるのか楽しみでならない


ちなみにキッチン横のダイニング的和室の天井
こんなの初めて見た
K兄さんが切腹の間?
確かに見上げるとそうだけど床は逆に成ってるから大丈夫だよね?(笑)