現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

土台据え付けから合板張り

さて、基礎への墨出しが終わったら、アンカー&ホールダウンの穴開け
今回はこんな物を用意
スターMのドリルスタンド
錐はアール座彫り付き21ミリ
21ミリは元請けさんからの指示
でも、下から開ける

意味ね〜(笑)
でも、垂直は良さそう

が、しかし耐久性に難が
30本程開けたらポキリと

これ、修理出来るのかな?

結局、自分の感で開ける

微妙な角度で(笑)

とりあえず穴開けは一本も間違え無かった
土台の通りも良く、バール要らずで組めた
ここ数年で一番の出来!
いつもより慎重に作業したかいがあった(笑)
今回初めてお世話になる元請けさん
とりあえず安堵

でも、ここからが大変だった
途中からスタンド無し&座彫り無しの為、ボルトが穴に寄って効いたヤツのボルト山が拾えない

強引にやるとボルト山が舐め最悪な事態に
特にボルトが低いヤツはかなり厄介


パイプ座彫りでビス山が噛めるまで掘るが、かなり毛羽立つ箇所が
吉田くんのドリル逆回転ケガキアドバイスを思い出して、試みようとしたが…
このドリルに逆回転はなかった(笑)

そこでチビチビ鑿で掘り、ボルト山を噛める状態に
アール座彫りにはボルト山を拾いやすくする意味もあると実感

土台とアリ落としの大引(鋼製束ぶら下げ)は3時までには納めていたが、この座彫り座金に手こずり、初日はアンカー締めまでで終了
大引の高さ調整を残した事が、翌々日かなり響いた

翌日は終日雨で、現場に入れず

翌々日はその雨水を汲み出す作業から
水抜き穴はあるが、全部出る訳でない
そこで掃除機で吸う

完全に乾かないと鋼製束のボンドは効かないし、合板も張れない
特に今回、一階床は無垢の一枚板
湿気は何がなんでも避けたい


結局、全体に3回掃除機で回った
洗濯指数100の快晴で11時前にはほぼ乾いた
が、かなり時間を押したのも事実
でも、おかげ様で床下はすこぶる綺麗(笑)

基礎が乾いた所で鋼製束
ちなみにコンクリートビスで抑えている

ボンドだけでは、真ん中むくり木には対応できない
また施工後にむくる事もある
下向きの作用は何かしら必要

本家さんからは645打ち込みアンカーでの施工を教えて頂いた
一度試したが、手持ちが振動ドリルの為、6.4ミリ穴はかなりの負担
使った錐も数知れず(笑)
そこで4.3ミリ穴に535コンクリビス2本で
これでもむくり木を抑え平滑を出せる
ちなみにデミダスは錐の水冷用

そうそう和室は2寸畳を使うので、土台天より45ミリ下げに合板下地を
45×60を使うが、ビスや釘だけでは不安
そこで込み栓を打つ!

これでまず大丈夫

午後からノンストップ作業で写真はほとんど取れずorz
まずは断熱材
最大幅でのプレカットはしてある
でも結局、8割以上は俺カット
ちなみにチップソー逆付けの貧乏系荒技

カナイの床断熱クリップは扱いやすかった

実付き合板に手を焼きながら6時頃にはなんとか張り終わった
一ヶ月前だったら気にならない時間
でも今は真っ暗
至る所にクリップ作業灯を付けての作業
なんとなく寂しい気持ちに
で、かなり疲れちゃった

実は鋼製束のボンドを均一にする小技や大引の高さ出し、断熱材の入れ方などなど書きたい事はたくさんあった
でも書く気力がなく本日は省略orz

明日からの連載シリーズ、書けるかな(笑)