現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

転ばぬ先の…

リフォーム現場でまず確保しなければならならないのは電源。
特に外回りになるとより限定される。

外部コンセントがあれば良いが無い場合、室内から取らなければならない。
でもお客様が常に在宅とは限らない。
そんな時は防犯上まだ懸念が少ない二階の部屋から延長コードを降ろしてもらったりとなかなか大変である。

電源を確保出来てももう一つ配慮しなけらばならない事がある。
それはブレーカー落ち。

施錠してあると一大事。
たとえそうでなくても対応はしなければならない。
今はどの御宅でも電化製品に頼っている。
まずはなにより冷蔵庫。
そして炊飯器やビデオなど時間設定がしてある物。
そしてパソコンも重要。

すでにリフォームをするだけでお客様には多くの負担が掛かっている。
それに大工が原因でお客様の生活に更なる不便があってはならない。
ブレーカー落ちはいかなる場面でも避けなければ。

自分はその対応策としてリフォーム現場ではブレーカー付き10Mハンドリールとブレーカー付き70CM延長コードを使っている。

今のところそのブレーカーが落ちた事が無いので現実的に効果があるかはわからない。
でも一つの対応策として使っている。
ドラムではなくハンドリールなのは車載時のスペース効率の為。

またコンプレッサーは可能な限り単独で繋ぐ。
作業においてはコンプレッサーと丸のこを同時に使わないように配慮している。
もちろんお客様に迷惑をかけない為だが、現代大工は電気がなけれ仕事にならない。

電源の安定確保も大切なお仕事。


今日の現場愚痴

もともと愚痴の多いブログではあるが、あえて別企画として。

新築現場で一階と二階で別れて作業する事は良くある。
一階に主電源、そしてコンプレッサー。

二階で作業していると突然、電気がこない。
そう、下にいる大工がコンセントを差し替えていた。
スライドで留を切っている時やフロアの突き付け切りの時なんて最悪。
エアも同様。
天井にボードを打ち始めた途端にエア無しになった事も。

当たり前だが、自分は必ず一言掛けてから差し替えをする。
同じ現場にいるならチームメイトでチームプレイを重んじるべき。
目の前の作業だけこなせばよいとは思わない。

勝手にエアや電源を切るのは論外だが、下で丸のこで縦に挽いていたら電気容量の大きい道具は使わないなど、常にお互いの作業内容を把握し助け合う事が重要。

もちろん大工だけでなく他の職人さんとのチームプレイにも配慮を。
そんな配慮が出来ない人がいる現場はとても疲れブツブツと愚痴りたくなる。