現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

雨天決行

さて、今日は自分担当物件の上棟
昨朝の段階で雨予報にて順延と一旦決まりかけたけど、最終的に決行と決定
順延した場合、メンツが揃わなくて困ったし、かといって雨での建前は嫌だしで痛し痒し(苦笑)

朝から重たい空
でもアメダス見ると昼まではなんとか持ちそうと先を急ぐ
頼れるメンバーのお陰で進捗状況はいつも以上に良好
10時には一階をブルーシートで囲い二階の柱建てまだ完了
降られる前に濡れないスペースを確保でき安心
コンプレッサーから何までその濡れない場所に移し午後の部スタート

と、その前に今日の昼は奮発してステーキハウスのサーロインスステーキ弁当に
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食べた分は働いてとの願いを込めて(笑)
税別1000したからね(苦笑)

しかし垂木が納まる頃からポツポツと降り出してきた
ここでカッパタイム
漢道を邁進するK兄さん以外はカッパを着る(笑)
野地を打ち終えたのは15時半ちょっと過ぎ
休憩してそのまま仕舞うことに
晴れならばもっとできたはず
でも欲張ったらキリがない
これで十分なのさ
とにかく忙しい中、雨の中、頑張ってくれた仲間に感謝

脱シリコン

さて、超お疲れモード
土日で、木完というかクロス屋さんを迎えられるだけの状態にして一区切り
昨日の月曜日は新しい物件の土台を1日で
家帰って風呂で寝落ち
晩飯食いながら寝落ち
食い終わってそのまま寝落ち
起きたら7時過ぎ
遅刻しての現場入りさ(苦笑)

今日は玄関の耳付き敷台を
矩折に9尺と6尺
そこの合わせが難問
大工的には留合わせが第一候補
しかし図面上では矩に切ってドンドンなので搬入された敷台もその長さ
ならばと図面通りにやりますよと(笑)
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受ける側の耳は飛ばしておく
そしてここでも背骨の出番
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厚みが微妙に違う為、下でゴニョゴニョし難い
それに鼻から反りが合わない事もあるし、納めてから目違いが出る事も考えられる
だからといってビスケットじゃ華奢な気がしての背骨
今回は21角
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おかげさまで厚みが違うのに目違いがほぼ無しで納まりましたとさ

この手の仕事でいつもしていることがある
それは接地面を除菌スプレーで拭き拭きすること
その理由として接地面のお掃除は言うまでもないけど、おそらくは超仕上げを通ってきたであろうからシリコン残っているかも?と思ってね
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裏にいろいろと仕込んではあるが、ボンド頼みになる納まり
少しでもボンド効いてとの思いを込めての拭き拭きさ(笑)

手数を減らす

さて、応援に来てくれたY君が今日まで
ありがとうマジ助かったよ
ボード中心にやってもらったけど、まだまだスピード感はないな(苦笑)
若いだけあって動きは速いけど手数が多すぎる

ここは手間請け物件なのもあるけど、たとえ直営物件であっても同じクオリティの納めが出来るなら手数が少ないに越したことはないはず
そこは明確に手を抜くとは違うと認識してほしい
手を掛けたから丁寧と思う単純な考えも捨てた方がいい
丁寧と手数は単純に比例しない時もある

例えば3×6から450に切ったものを780に詰める場合、測って切って測って切ってとやるのと、一気に二方向測って切って切ってやるのとどちらが速いか?
更に切り墨合わせじゃなくガイド墨合わせとなれば大きな差が出る

例えば幅狭短冊ボードは一気に作ればいい
その都合作っていたら何度平行ガイドの脱着をするの?
横切って縦切ってと無駄な動きが多くなる

例えば勾配天井や階段絡みボードの勾配剣先の長さ
先に納めたボードの剣先をわざわざ現場で測っていたら正確性が落ちるし遅いし無駄だしでかなり非効率
納める前に切ったボードの剣先ないし鈍角側を測れば次の長さが出ているよね?(笑)

カットが多くなればなるほど、細かくなればなるほど作業時間に大きな差が出る
効率化を図るにはまずは自分の手数の多さを認識しよう
無駄なことしていないかい?