現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

手数を減らす

さて、応援に来てくれたY君が今日まで
ありがとうマジ助かったよ
ボード中心にやってもらったけど、まだまだスピード感はないな(苦笑)
若いだけあって動きは速いけど手数が多すぎる

ここは手間請け物件なのもあるけど、たとえ直営物件であっても同じクオリティの納めが出来るなら手数が少ないに越したことはないはず
そこは明確に手を抜くとは違うと認識してほしい
手を掛けたから丁寧と思う単純な考えも捨てた方がいい
丁寧と手数は単純に比例しない時もある

例えば3×6から450に切ったものを780に詰める場合、測って切って測って切ってとやるのと、一気に二方向測って切って切ってやるのとどちらが速いか?
更に切り墨合わせじゃなくガイド墨合わせとなれば大きな差が出る

例えば幅狭短冊ボードは一気に作ればいい
その都合作っていたら何度平行ガイドの脱着をするの?
横切って縦切ってと無駄な動きが多くなる

例えば勾配天井や階段絡みボードの勾配剣先の長さ
先に納めたボードの剣先をわざわざ現場で測っていたら正確性が落ちるし遅いし無駄だしでかなり非効率
納める前に切ったボードの剣先ないし鈍角側を測れば次の長さが出ているよね?(笑)

カットが多くなればなるほど、細かくなればなるほど作業時間に大きな差が出る
効率化を図るにはまずは自分の手数の多さを認識しよう
無駄なことしていないかい?