現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

一仕事終えて

本日は付け巾木と付け廻し縁を。
この巾木廻し縁は既設の物で事前に丁寧に取り外してある。
こちらの地域では20〜30年ほど前の洋風造作材に好まれた樹種のアガチス材。
ちなみに実家もアガチス。

既設ボード はおそらく旧規格の9ミリ、そのボードは現在の9.5ミリに張替えてある。
同じ場所に巾木廻し縁を戻すがほとんど空くことはなかった。
実際は床と天井を増し張りしている為、取り付け高さは変わっている。
木工ボンドとピンのハの字打ちで止めていく。

しかし新設したキッチンの対面側腰壁と垂れ壁分の巾木廻し縁は足りない。
カウンターや窓枠に使ったパインカウンターを縦挽きし作る。

すべて取り付け終了と思ったが、忘れ物。
床下収納庫の蓋。
床を張っている時に現物が間に合わなくこのタイミング。
正直、この蓋作りは結構面倒くさい。
でもフォスナービット20を使う様になってからは手際良く。

道具と残材を片付ける。
綺麗に掃除機を掛け塗装屋さんを迎える準備。

最後の仕事はサイディングのコーキング。
後に吹き付け塗装するので気は楽だが、好きじゃない作業の一つ。
それでも絶好の練習台として頑張ってはみる。

完成はおそらく日曜日だが、大工としての作業はこれにて終了〜!
着工から決して褒められた段取りではなかったが、綺麗に納める事は出来たつもり。

一仕事を終えた夜の酒はいつもより美味い。
のどごし生350ミリ缶一本だけだけど(笑)
酒は弱いので一本でもかなり酔える経済的な体質。
でもたまには本物ビールも飲んでみたいなぁ