現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

川の流れのように

さて、一年最後の日
自分の仕事を振り返ってみると、同じ元請け物件が続きいろんな意味で停滞気味だった印象
もちろん現場では頑張っているし踏ん張ってもいるつもり
慣れもあるし、この数年取り組んできたスピードアップ化の結果が出てきて、数年前より安定して稼げるようになったとも思う
なにはともあれ、元請けさんには感謝

ただこのままで良いのか?
この先どうしたいのか?

安定とは引き換えに必死にもがいていた頃とはまた別の悩みが湧いてくる

ブログ書いても、自分の過去記事に似たような事書いてあるし(苦笑)
しかも昔の方がもう一つ手を掛けていたりするしで、書くネタも気力も低下気味

会社との付き合いは若い監督さんより長いから、変にデカい顔しているかも

だから施工基準も納まりも自分勝手なところが出ているかもしれない
このままいけばここでは通用するけど他では通用しない内弁慶大工になっちゃうじゃん(苦笑)

やはり相当に意識しないと、楽な方へ楽な方へ流れていってしまう
でも実際には流れているつもりでも確実に下に落ちているはず、川の流れのように(苦笑)
下手すりゃ激流さ

体力低下はもちろんだけど、悲しいかなきっといろんなスキルが落ちていく年齢が近づいていると意識せざる得ない子年の歳男(苦笑)

というわけで来年は一度他所に出ることに
そしてもう一度、自分を見つめ直す一年にしたい


今年一年、ご愛読ありがとうございましたorz
来年もそこそこ頑張りますので、よろしくどうぞ!

また会う日まで

さて、朝から例の酷い下地をやり直しに来てくれた電気屋さん
ガツンと言いたいところを抑え、極めて優しくアレはないよと
とにかく新築で露骨な古材は100%アウトってことは理解してもらいたかったし、お客様が見てどう思われるのか?を考えられる職人であって欲しいし

そしてこれでやりなよと、ダンドリビスの下地一発Bタイプ100個入り未開封一箱を進呈

なんて優しい大工さん!(笑)

まぁ毎回支給品として入ってくるけど一切使わないのでね(苦笑)
やり方を簡単に説明にしたけど、アタフタとしているので、まずは説明書を読み ある程度理解してから手をつけなよと進言
それでもこちらが天井下地2部屋分終わってもまだアタフタやってるし不器用過ぎないかい?
1人じゃなく2人でだからね(笑)

それでも前よりかはずっとマシになったと思うよ
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今回のことをどう感じたのか分からない
うるさい大工と思っただけかもしれない
でも次会うことを少し楽しみにしている自分がいる

黙っていられなくて

さて、先週末 太陽光発電の内部配線施工に初見の業者さん
挨拶や人当たりは良かったけどとにかく施工が酷くて

一言言いたかったけど、お互い下請けの立場
喉まで出かけていた言葉を飲み、監督さんの判断に任せることに
そして今日、監督さんが確認
酷いですねと言いつつもやり直させますの言葉がなく、そんなもんかと(苦笑)

でも注文住宅建築はある意味、クレーム産業
お客様との信頼関係がいつどこで綻びが起こるか分からない
一度失った信頼はそう簡単には戻らない
誰が原因であっても他の全ての業者に影響が出る

どうしても黙っていられなく、監督さんにやはりやり直させて下さいと連絡
監督さんも思っていたようで即対応して頂いた

だってこんなんだよ
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パワコンの下地らしいけど、リフォーム現場のゴミ箱から拾ったようなコンパネの古材
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まず新築で古材使うなんてアウトでしょ

それにジャストサイズにカット済みの間柱をこちらがわざわざが用意し渡してあったにも関わらず
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何より施工が酷すぎて話にならないお粗末さ
これまで見た最低レベルの下地

やり直しに来た時、ガツンと言ってもいいよね?(苦笑)