現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

強さと弱さ

さて、関係者でも高校野球ファンでもないけど、静岡県民としてかなり憤っているh168です

今回ロフトへフル階段がつく
そして下には一階から二階への階段
ただそれぞれの階段室は半間ズレているので厄介

側板廻り入隅の大事なところが空いた形になる
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そして省令準耐火仕様で外壁面はボード先行で下地45×105はボード越しになる

ぶら下がる下地をいかに下がらないよう強固に止めるかが問われる

まずは止める釘なりビスのチョイスから
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間柱45+ボード12.5=52.5なので、最低でも長さは90ミリは必要に思う

釘なら普通釘やスクリューじゃなくN釘になるかと

そしてそれなりの重量が掛かるので、細ビスはもちろんコーススレッドも避けたいところ

ちなみに耐力壁絡みの間柱どめに関して、コーススレッドはNGとの認識

ビスなら軸が太いものを選びたいね
Xポイントビスやパネリードなど外断熱用ビスが適任かと
重量に強いし、角ビットだし、頭デカイし、長さもえらべるし

それでも不安は残る

そこでは5分丸の込栓の出番
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これならまず下がることはないだろう

ただここはピン工法物件
ドリフトピンが腐るほど余ってるじゃん
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下穴12ミリだと、ケツしか効かないので11.5ミリがベスト
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もちろん下地にボンドは付けるよ
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N90を位置決めに撃つ
断熱ビスで本決め
ドリフトピンで重量を受ける
の4段構え
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これなら下がらないだろう

これは奥桁や根太掛けも同様で、数打ち持たそうとするより手段を増やした方がいい気がする

特に土台天より下がる45厚根太掛けをN75でなんかの恨みがあるのかと思うほど撃つのを見たことあるけど、米松のKD材なら割れが繋がりえらいことになりそう

時に強固に止めると材を弱くするは背中合わせ

その下地にボードを張って側板
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階段側板は細ビスで仮撃ちし、太軸ビスで本決め追い撃ちさ
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そしてこの階段の下は下の階段室の天井になるので、なるべく上げよとの指示

そこで側板をいじめることになるけど、今回は踏み板下105ミリほどに
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以前、40ミリ残しにしたら、かなり心が騒ついたのでね(苦笑)