現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

笠木納めいろいろ

さて、パイパスでキャリアカーに散々煽られた映像を綾人サロンに映像提供しようか本気で迷っているh168です(笑)

今日は現場を離れる時には未納入だった収入ユニットを付けに完成間際の物件へ

電気屋さんと水道屋さんも器具をつけに来ていて若干蜜状態(苦笑)

あくまでも手間請けの立場なので、納めに関して独自色を出せることはあまりないのだけど、今回は自分の意見で納めを決めた所を勝手に紹介

階段の腰壁、水平から勾配になる所
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考えられる納まりとしてまずは、
・水平と勾配を留めで合わせる
・水平と勾配に段差をつけ、接点を持たせない
等々あるかと

留め合わせ自体はそう難しくはないが、塗装品とあって僅かな目違いが仕上げや手触りに悪影響が出る可能性がある

段差を設けることで目違いは避けられるが、勾配側笠木の木口をどう処理するか?別の問題が出てくる

またボード面、つまりクロス仕上げ面の形が複雑になり見た目がよろしくない可能性も出てくる

それら両方を回避する納めを選択
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笠木は両木口加工済みの塗装品なので、それが活かせるのメリット
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自加工や後に塗装するなら、勾配側笠木幅を3ミリほど詰め面内納めにすれば更に綺麗になるかと
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それとキッチン前の腰壁笠木
ダイニング側はボード分羽根だし
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しかしキッチン側も同様にするとキッチンパネルの加工の必要に迫られる

そこでキッチン側はパネルラインで止めておく
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キッチン屋さんも楽だろうし、スッキリしているかと


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