さて、木完に向けて最後の仕事
4ミリ厚シナベニヤを天井に張る
3尺角での市松張り
壁際とジョイントは6ミリ空かし
地味に腕の差が出るから侮れないよね(苦笑)
まずは丸ノコの刃をチェンジ
165丸ノコに100径チップソーのコンビネーション
https://trigger-shop.com/shopdetail/000000000142/ct505/page3/order/
わざわざ小径をつけるのは、丸ノコがグッと深く扱え安定感が増すから
4ミリ厚切るのに刃を30も出せば切れ口が荒れる
6ミリほどだと、丸ノコの重心が高くなりブレやすくなる
化粧ベニヤ仕事には小径チップソーは定石さ
そしてベニヤの元々の矩は使わない
傷んでいる事もあるし、何より俺の矩が全てを決めてやる!って気持ちなんでね(笑)
そして一度切ったら無修正で納めたい
一度でも修正が入ると、その次も修正に追われる負の堂々巡り
いったいいつになったら終わるのか状態(苦笑)
ただ現場で四方正確無比な直角切るのは、実はそう簡単ではない
確かな矩のエルアングル
確かな平行の丸ノコ
そして確かな作業環境が整っていないと
今回 真の正方形なので、バカ棒をエルアングルケツに当て、同寸カットも正確さを追求
そして3×6からどう切り揃えるか?
これはかなり長い間、悩ましてくれた(苦笑)
今はこの流れ
全て裏からカットで臨む
カットラインへエルアングルを当てカット
そして新たなカットラインへエルアングル当てカットと、四方巡りカット
エルアングルの突き当て側を同ラインにするべく、カットしたらひっくり返してのカットもしてきた
ただこのやり方では正確性が落ちる可能性があるのではと
仮にエルアングルの矩がパーフェクトでなく、切り終わりで0.5ミリ差が出るとする
同ラインをエルアングルの突き当て側にすると、0.5が2度で1ミリになる
1ミリは死活問題
そして常にエルアングルが乗る側の矩を使い、切り離れになる先の画像での2番ラインは使わない
切り終わりはエルアングルの先に左手を添え、動かないでの想いを伝える
実際に、エルアングルのしなりがなくとも、丸ノコの平行の悪さや作業台の高さ、大工自身の癖などで切り終わりがブレることがある
切った物は幅だけでなく対角長でも確認
などなど、正確性を求めると共に懸念も減らしていくことで、無修正施工を目指す
これまでの面材矩仕事の積み重ねが良かったのか?悪かったのか?
それが結果が見える形として現れるじゃないかと
苦手と思っているなら、それなりの理由があるはず
今回は最後の一枚、壁際目空し量で微調整したけど、あとは無修正でいけた
俺の矩!と自信が持てるよう頑張ろうぜ
でも、壁のボードの角っこパンクしてみたいだし、工期一日半押してクロス屋さんごめんなさいorz