現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

刃厚がものをいう

さて、親方に入隅カッターを貸してから一か月、音沙汰なし(苦笑)
催促すると取りに来いって言われそう
隣りの市だけど、往復1時間以上掛かるし、やめとこ(苦笑)
今回の化粧柱は三本ばかしだし、まぁいいっか

吹き抜けの角っこにある化粧柱
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今回はマルチツールで首狩りをやってみよう!
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刃はいりえさんに教えて頂いたリクシルブランドもんをチョイス
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使う床板は15厚
それを定規にマルチったらたぶんガバ空きだよね
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刃厚を考慮し、定規をセット
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床板とブレードがツラツラを狙う
刃厚は1ミリ
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現場ではそこまで細かいノギスは必要ないので、この0.1ミリ単位のノギスはオススメ
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これなら大丈夫だろうって定規を相手に試運転
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やべぇこれでは空いてしまいそう(笑)
あえて一つ低めにセットすることに

まずは15ラインでカッターでケガク
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表層をしっかりと切る
イメージとしては2ミリはいきたいね

で、定規を床に打ちマルチツール
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押さえないで、機械に切ってもらうイメージで優しく優しく

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下端も刃を入れてリストラ鑿で払う
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そしてペーパーで切り口を整える
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現物床板を差し込み確認
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あれれ?ちょっと空いてないかい?
やっぱり刃の振れ幅をもう一つ考慮しないとダメかも

この程度ならまだ、ボンド多めにつけたり、テープ貼ったりして帳尻合わせるけど、いい仕事とは言い難い
やっぱり入隅カッターじゃないとね