現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

レーザーの落とし穴

さて、サッシが大量に入って来た
網入りガラスの07413上げ下げが重いのなんの
サッシ屋の若い兄ちゃんすら しんどそうだったのに、おっさんにやらせる?(苦笑)
重さ的にマジ限界
更に足場も狭く 外に出すだけで重労働
取り付けの際にも厳しい姿勢を強いられほんと辛い

とにかく落とさず傷付けず、納められ良かった良かった
でも腕はパンパン!腰はヘナヘナ

続いて玄関ドア下地の垂直確認
レーザー派?下げ振り派?

例えばレーザーで見る場合
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一度に左右の柱を見るとなると、真ん中にセットするかと

確認しやすいように下地ツララインに合わせてみる
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ピッタリじゃん!
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良し良しと気持ちいいよね

でも本当に完璧垂直なの?
ちょっと疑いたくなる理由がある

真ん中に置いた事で斜めから入ってくるレーザーライン
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土台に当たっている面のラインが太くなっているのが分かるかと
つまりラインが太くなる事で、正解と思える領域が増えているのではないか?

柱ツラに合わせた場合、角が赤く染まると安心しちゃうよね(笑)
緑の人もいるだろうけど(笑)

その太くなるラインは、少なからずレーザーラインから距離で拾った場合も同様かと
正解ラインは細ければ細いほど良いはず

更に斜めから入ってきて柱に当たったラインが垂直ではない可能性もあるかと
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仮にこの柱が手前や奥へ倒れていたとする
すると倒れている分だけレーザーは垂直ではないことになる

もう一度この画像を見て頂くと分かりやすいと思う
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前後に倒れている分だけ左右にも差が出る事を

新築ならその誤差は大したことないかもしれない
ただ垂直が悪いリフォーム物件となると、かなり差が出ている可能性もあるかと

これはレーザーラインからの距離で垂直確認する時も同様
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測る場所の前後で簡単に寸法が変わるよね 
柱の手前と奥とではかなりの違い

つまり斜めから入ってくるレーザーラインで垂直を確認する以上、それなりのリスクがあるかと
6尺間の真ん中に置けばかなりの角度になる
角度が大きいほどリスクも上がる
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これでも垂直だと確信できる?(笑)

可能な限り測る面と正対させた場所にレーザーを設置すべし
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そんな事を考えながらレーザーを設置している間に、下げ振りなら柱2面の測量終えちゃうから僕は下げ振り派
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