現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

延焼と吹き付けと配線

さて、今日は小屋組の延焼ボードを
特に省令準耐火とか関係なく、単純な延焼ライン絡みでのボード

ただボード張る所と張らない所とが、マチマチだと見た目からしてよろしくない
全面張るのが今のスタンダードかと

今回は吹き付け断熱
吹き付け後にボードを張ろうとすると、まぁエライ事になるよね(笑)

そこで最近は天井と壁の境は壁のボードを先行張りし、天井の断熱を受けられるようにしてきた
こんな感じでね
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確かに壁と天井の取り合いは楽になる
大工的にも吹き付け業者的にもbetterかと

でも下端の梁絡み、ボルト絡みはまたエライ事になる
イライラしながらのボード張り確定(苦笑)

そこで手が掛かる下端も先行ボード張りを
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これなら絡みのない真ん中ボードを吹き付け後に張ればいいだけベイバー

てもボードを継ぐ事で一枚物で張るより落ちる部分があるのは否めない
ボードジョイントに何かしら必要にも思う

それでもガザガザ、ジタバタ、アタフタしながら張るよりは綺麗に仕上がるのは確かかと

それに電気配線を避けられるのが最大のメリットかと
吹き付け後にボードを張るということは、電気配線後に張るということ
つまりあそこを欠いたり、こちらを欠いたり、更に納めるのにどう持っていこうとか関係なくなる
頭で想像しただけでも楽になれるはず(笑)

電気屋さん的にもその後の大工を気にせず施工できるのはメリットかと

もちろん天井ラインも先張り
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下からアッパーで吹き付け依頼

梁全面をボードで覆うのが見た目的にはベストかと
ただ今回は配線纏める金物を直接梁に付けたいとの電気屋さんのリクエストであえて火打ち幅すかしで

大工だけがやりやすい納めは自分勝手過ぎる
絡む業者さんの意見も必ず聞いて善処しよう

それでも正直何が正解で何が不正解なのかイマイチ分かっていない部分もある
厳しいご指摘があれば遠慮なくどうぞ

ただパッと見た目の印象も需要かと
せっかく苦労して張ったのに、梁欠きや配線欠きがうわぁ〜とか思われたくないよね

先に張れる所は張ってしまおう作戦は吉と出るかな?(苦笑)