さて、木曜日から階段を
まずは一階から二階
4段ストレートで3段廻って3段廻って4段ストレートの極々ありふれた一坪の廻り階段
慣れたレイアウトに慣れたメーカー
上がり框は既に納めてあり床張りは完了しているし、半日もあれば踏板までは余裕で納めるつもりでいた
が、しかし開けてびっくりタマキン縮み上がる
図面上ではストレート4段で3尺の910
つまり踏板働き寸法227.5ミリのはずが、210ミリで彫ってあるじゃん(苦笑)
ということは210×4=840ミリ
910ー840=60ミリも予定より足りない
どうやら210ミリが既製規格で227.5は特注らしいけど、そんなの知らんがな〜
こっちは図面通り仕事してるし
実は前の晩に階段が合わない合わないと焦ってる夢を見たとJ君に話していたのが、まさか正夢だったとは(苦笑)
手をつけ出したところに監督訪問
上がり框は付けてあるから階段を作り直してもらいたかったけど申し訳なさそうに「どうにかなりませんか?」と
やってみないと確証はできないけど、「たぶんどうにかなるとは思う」と言ってしまった…
工期的にもそう余裕はなかったし
問題が出ると諦めるのではなく、逆にどうにかしたくなる面倒臭い自分の性格が憎らしい(笑)
というわけで階段GO!
でも当然ながらいつものようにはいかない
強ち正解を知っているが故に余計に頭を悩ませる
そして今回はボード先行と逃げが効かない
それはまるで生まれたての子羊ならぬ、初めて廻り階段施工する大工のように
とにかくびびりまくって切るに切れない
何度も何度も確認
それでも怖くて切れない
実際、あっ!てギリ止まって助かったし
そう!それはまるで建前で危な!ってなり、その日全く使い物にならなくなった大工のように(笑)
というわけで1日で階段掛けられず
そして土曜日の今日は二階から小屋裏への階段を
もちろん生まれたての子羊状態で一日で掛けられず
怖くて切れねぇ〜
応援先では2日で2つ掛けたのに何これ?
それでも破綻なく納めたから追加手間ください(苦笑)
階段小ネタ
その昔、書いた気がするけど改めて
側板からフリーアングルで彫りに合わせ勾配を拾う時
指先や目で確認していないかい?
踏板溝ならまだしも、細い蹴込溝からだと拾い難くないかい?
切り墨を拾った時と実際に切る時とで微妙に差があったりしたことないかい?
フリーアングルは文字通りフリーなんだからさ(笑)
そこで蹴込板溝にハマる木っ端を用意
溝にハメてガツンとフリーアングルよせてジャスト勾配さ
これで毎回揃うはず
もちろん踏板も同様に
何度も動かすものだからこそ確実に