現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

動く柱

さて、手間請けとしてはじめてのピン工法
分かっていたけど想像以上に柱や梁が回っている(苦笑)
床にしろ壁にしろそのまま面材張るとジョイントで目違い多発
酷いと2ミリくらいの段差
しかも片方張ってから気付いても時遅し
段差解消は夢の話(笑)

上棟時もそしてその後も その都度可能な限り対応しているつもり
でもやっぱり回っている(笑)
なんとかならないもんかね?

有効な対処法をご存知なら教えて下さいorz

それでも回転なり傾きが視認できるところはまだ大丈夫
土台や桁の木端が定規代わり
気付いたら対応できる

パッと見で分からないところがネック

例えばこんなところ
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間仕切り壁の管柱
通りに真っ直ぐなもん当てて確認するしかない
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105に対して2ミリは回っているよね

玄翁で正し対角に釘打ち
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これで傾きナッシング
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でもこれを一本一本見て直してと考えただけで嫌になる

そこでこんなことを
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内々寸法+3ミリの間柱を用意しカチ込み
すれば二本同時に傾き解消さ(笑)

今回、間仕切り壁の間柱受けがないタイプなのでわざわざ用意したけど、間柱受けがあるなら3ミリか4ミリベニヤ噛ませてカチ込み
柱の傾き解消してからその間柱受けを流すものありかと

なんにしてもそのまま行くわけにもいかずで

合理的と思っていたピン工法も万能ではなかったということかと