現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

現場でチラリズム

さて、床張り
愛機は中古で手に入れてから6年以上無修理歴更新中のN3804HMF
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なんちゃって高圧機だけど、今日も元気に大活躍
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当たり前だけど狙い通りに打てる(笑)

でも無垢床板の場合、実元に打つ事が必ずしも良いとは限らない
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いつも使う檜の床板はかなりヒケる
なのでこの季節でも手が痛くなるほど追い討ちバチバチで突きつけている
それでもいずれ痩せてジョイントに隙間が生まれてしまう
6年ほど前に自分が担当したモデルハウスの床板もまぁまぁヒケてる(苦笑)
無垢の一枚板だから仕方ないと言いたいところ

でもそれなりにヒケてしまうとアレが見えちゃう
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1ミリ隙ならまだ見えない

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2ミリ隙だとなんか見えてるじゃん

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そうフロアタッカー
思いっきりヒケヒケベイベーたと、列成して見えてるかも(苦笑)

ユニなどパッキン噛ませ打ちなら、最初から見える可能性もなくはないかと
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なんにしてもヒケる可能性がある以上、見える可能性もあるわけで

かといって雌実打ちでは打ち代厚が薄く不安
やっぱりタッカーはタッカーとして十分に効かせたい

そこでこんな対策を
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付属の平打ち用ノーズキャップをあえて45度にカットし装着
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つまりはこういうことf:id:h168:20200113211057j:plain
実元から2ミリ程離れて打てる
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これなら発覚するまでの執行猶予が長いかと(笑)
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これをフリーハンドで離して打つには無理がある
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離れ過ぎて実下に顔を出したタッカーほど厄介なものはなし
バチバチ必死にやっても一向にジョイントが着かない
諦めて解放してダスターかけても何が原因かよく分からない
またバチバチやってもやっぱり着かない
そしてまた解放し、今度はより丁寧に観察しアイツを発見!
そんな無駄な時間とエネルギーを使いたくないじゃん(苦笑)

各メーカーさんには無垢板用ちょい離しノーズキャップを用意して欲しい
個人的には3ミリ離しがベスト
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ハイコーキならフィニッシュにある白いやつで作って欲しいけど無理かな?(苦笑)
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