現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

ネチネチ チマチマ ゴニョゴニョ

さて、この物件からサッシがリクシル
窓枠は下端だけで三方はクロス巻き
つまりアンピにボードを刺すというか極めて面倒臭いやつ(苦笑)
無対策でサッシ下地を作り無対策で納めてしまえばさぁ大変
そこで手を替え品を替えいろいろとやってみてる

柱は105で910モジュール
570高×640幅サッシの場合
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羽柄プレカットでのマグサ高は580ミリ
そこにウェザーシートを 敷きサッシを取り付けてあるのでおそらく579ミリあたりが標準値

下端のアンピツラまでは40ミリ
つまり下端に20ミリを打てば20厚窓枠は納まるはこび
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運がいいことに外部胴縁が20厚なのよね(笑)

ここにジャストカット窓枠をイン!
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アンピビスを止めてから矩を確認
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差し金じゃなく矩に切ったなにかで見る方が速い
お辞儀をしていたらパッキンを噛ませ矩にする

既に断熱が入っているのでクランプ使うわけにもいかず突っ張り棒で抑える
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下に打った20厚をきっかけにビスで決める
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ちなみに窓枠はサッシ芯に納まるように事前に墨付けておくのがスマート(笑)
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マグサからアンピ内側までは36.5ミリが平均値
つまりはそう12合板2枚と12.5ボードで合うはこび
ただ全ての数字は計算値
実際には誤差がある
そこで現物で確認
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キツければ電気カンナで薄く、緩ければ何らかのテープで厚くする
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樹脂の為、強引なキツめはご法度
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これで上端と下端が決まる

で、お次は幅の納め
柱の内々は805ミリ幅
そこに45と30の間柱を両方にバンバンと
結果805-2(45×30)=655
つまりサッシ幅+15ミリを下地としてサッシを向かい入れている
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そこに7.5ミリパッキンを飼いサッシを取り付けるとど真ん中にくるはこび
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するとアンピの内側までは40ミリ付近
30厚間柱+9.5ボード、もしくは27厚間柱+12.5ボードで納まるはこび
パッキンを飼った側は問題なく納まる
しかし反対側は微調整を強いられる
接いだ下地はどうにも厚くなり気味
そこで27厚間柱と9.5ボードで対応し誤差の3ミリを調整幅とする

これを27箇所ほどやりましたとさ(苦笑)