現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

貫通罪

さて、今回外壁の一部は杉板
その下地は板金屋さんにお任せ
しかし間柱を狙って打っているはずの釘が…
酷いところは監督さん経由で直してもらったけど、中に入って確認しないのかな?
サイディング下地も同様に、中に入って確認しない職人ほど釘が(苦笑)

狙いを外した釘は完全にNG
下手すりゃ中にいる人撃たれちゃうじゃん(笑)
それに雨水の甘い誘惑
角度が悪くて先が出たのもよろしくはないよね

打ち損じは誰にも起こり得る
でも無確認ってどうなのさ

中では天井下地を
ここでも貫通はさせない
打ち損じという意味だけでなく材の暑さを常に意識して
30厚と30厚を合わせる時、不用意に65ビスは使わない
57だとたまに貫通しちゃう
そこで確実に出ない51を
でも激安コーススレッド51のほとんどは全ネジ
半ネジが欲しいところ

天井下地で貫通したビスや釘は悪さをする
断熱入れの時に自分の腕をガリっとやったり(苦笑)
あの傷治り悪いんだよね、特に夏場は
まぁ貫通させた本人は自己責任だけど、電気屋さんや他の職人さんを怪我させちゃダメでしょ

28厚剛床に12合板を50釘で打ってる人を知っているけど、あれも完全に貫通してますけど(苦笑)

とにかく見える貫通釘はお客様目線的にはアウト
仕事を疑われるきっかけなるかもしれない
たとえ見えないところでも、良いことなんかあり得ないし

だからこそ常日頃から貫通させないと決めて現場に臨んでいる