現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

あえて樹脂

なんとか丸ノコが平行になったところでステン羽根を左から差す

ベースに当たる奥まで
その状態で当て木にする樹脂板を挽く

これでワリピタ仕様になる

ひっくり返すと分かるけど当て木を付けたらゼロカット状態
ここが肝

今回用意した樹脂板が短いのでステン羽根と当て木の関係は熟慮

ココだと尻側が足りない感じ
長ければ後から切ればいいので、出来れば長い物を用意したいところ

そして取り付け高さも要注意
今回はステン羽根と当て木は底合わせで付けられたけど、丸ノコによってベース厚はまちまち
当て木位置により左差しで奥まで入らないこともある
この丸ノコ専用として使うならいいけど、オールラウンダーとして使いたいなら各種丸ノコとの相性は要考慮

で、位置が決まれば2.5ミリ下穴開けてタップを切る

35ミリ長のM3ボルトにて取り付け
間に両面テープを付けて当て木のブレ抑制を

横着しないで手回しでやろうね
相手は樹脂板ですよ(笑)

で、出来上がり

短いなりに回転軸に当て木の中心を合わせてみた

今回使った樹脂板は8ミリ厚のPPS(スーパーエンプラ)という物らしい

らしいというのは、詳しくは分からないので(苦笑)
毎回、当て木や治具用樹脂板は、端材を多く出品されているところからオクで買っている
http://www.geocities.jp/ponkotsu_factory/kensaku.html


左からベーク板、ユニレート、POMという素材らしい

長らくベーク板を好んで使っていたけど、硬くて加工に難儀する
そしてとても臭い(笑)
その重力感でスピード感に劣る
走る仕事だからこそ軽さも重要な要素
必要なら肉抜きしてもいいかと

とにかくステン羽根の良さは剛性感があるのに薄いこと
当て木8ミリ厚となると木製は反りやすいだろうし割れたりもあるかもしれない
樹脂板の方が安定して長く使えると思う
黒いベーク板のやつは5年くらい、たぶん9ミリステン羽根1号機のユニレートも4年は使っているけど問題なし
定規だからこそ安定感は必要かと

で、最後にテフロック

写真にはないけどステン羽根も竿以外に
これでスベスベさ

そうそうついでにワリピタも作ってくださいと
必要な寸法で切るだけで簡単なのに
ただ別途有料ならば、次にスライド出した時にやってもいいよ(笑)