現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

30年目の再会?

さて、今日も土台
でも昨日と変わって自分担当の物件
やっぱり終わって直ぐに土台とこの会社段取り良過ぎる
っていうか人を使い過ぎ(苦笑)

今回の相棒は熟女ハンターNS君
あの土台のやり方は習っておいた方がいいとD君から言われたらしく志願しての現場入り
志願って事は無償でいいのかな?(笑)

明日の水曜日が午後から雨予報
細かく伝えながらも先を急ぐ
今回もミス貫通無し、仕口も飛ばさせずと綺麗に土台は納まった
ただ相変わらずドリル穴が酔ってはいたけど(苦笑)

断熱入れ剛床を打ち終えブルーシートで全面覆い終えた瞬間に17時のサイレン
今までで最速かも

しかし17時とはいえこの時期は真っ暗
ボルト組やポーチ柱加工、その他金物や脚立類の搬入は明日に

実は今回の御宅は脇屋
大きな大きな母家と倉庫があるけどそれでも敷地は広々
車20台は余裕かも
昨日のD君現場は軽2台もキツイのに(笑)
お隣さんもあるけどそれなりに離れているしやり易さマックス

それに10時と3時にはお茶とおやつを頂けるし(笑)

ありがとうございます

建前時の昼飯探しを兼ねたランチを終えて帰ってきたらお爺さんが土台をジロジロと
挨拶して少しお話を
すると「俺もやっていたよ」と
そう!大工さんだったようです
さらに「○○建設に定年まで居た」と
「えっ、実家はそこで建てましたけど」
「それに前の会社の先輩監督さんもそこに勤めてました」と
その後いろいろ答え合わせしてみると、先輩監督さんの事は当然知っておられた
そしてうちの実家は担当はしていなかったけど、当時の状況からして建前や応援には行った可能性があると判明

実家を建てたのがおよそ30年前
当時中学2年だった自分は建前での大工の働きぶりを見て建築に興味を持ち工業高校の建築科へ進学

ただ当時はバブル真っ只中
汗かいて働くより横文字職業で格好つける時代(笑)
上京し設計の専門学校へ
悪い遊びだけ覚えて帰ってきた頃にはバブル崩壊

その後いろいろあって設計兼監督してと地元の工務店に入社
監督として住宅建築に触れるようになり大工への憧れが再燃
そんな気持ちを見透かした親方に誘われ大工の道へ
この時、28歳だった
遅咲きの大器晩成型なんすよ(笑)

そんな大元のきっかけになった大工さんが目の前に
大工さんと一緒に餅投げしたの楽しい青春の一ページ
これも何かの縁と感慨深くなり気持ち良く晴れた空を見上げる

あっという間に午後スタートの時間
でもお爺さんは母家とは反対側へテクテクと
あとでお聞きしたらお客様方のお爺さんではなく、ご近所のお爺さんだったようで(苦笑)
それでもたぶん、たぶんだけど明日も来るかもね(笑)