現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

伸びるタイミング

さて、なんとか自分のケツを拭けるようになったので今日から通常運転(苦笑)
建前翌日は金物&筋交い入れ
1日でも早く外囲いしたいが為、毎回このタイミングで応援を呼ぶ
今回は相棒はお初のSK君

建前では何度か一緒になっているけど、床で一緒に仕事をするのは初めて
故にここ物件の事は知らないので、一階二階と別れずに横で仕事をしてもらう事に

一生懸命自分のやり方納め方をしようと本当に頑張ってくれているけど、何か物足りない印象
なんでかな?と思ったら、たぶん先行気味に自分が納めたのをあまり見ていない気がする
聞くだけでなく見れば一目瞭然
少なくともこの現場での答えはここにある(笑)

それと事細かな約束事を設けているので、納めようとする段階で当然悩んだり疑問に思う事が出てきているはず
同じ様に現場に入ってくれていたK兄さんやD君は納める最終形だけでなく、なんでそうしているか必ず聞いてくる
たとえば筋交い金物リベロ
三尺間なら床から梁から5寸〜9寸の間に入れる
それは入隅下地の金物欠きをいちいち測らなくて済むようにする為
一事が万事
全ての金物位置は必要だから指定している訳で
逃げきれていない金物はいずれ手を止め苛立ちを呼ぶ厄介者になる

ここ物件のやり方を覚える気なら必要な情報なはず
覚える気はあるけど遠慮してる?
そもそも逃げる事に必要性を感じていないから不必要な情報

ただ縁があって一緒の現場に入った大工さん
せっかくならいろいろと覚えて欲しい
人工代だけでなく何かしら持ち帰ってもらいたい
お節介かもしれないけど、あえてなぜそうしているのかこちらから説明を

午後からは遠慮がなくなったのかいろいろと聞いてくれるように
使っている道具の話もたくさんできた
そして当初2日間だけ入ってもらう事になっていたけど、都合を付けてくるので出来ればもう少し現場に入りたいと
何かしら感じてくれたかな?(笑)

今日の小ネタ
リベロを先付けする場合

リベロの逃げは現物当たりではなく、事前に柱側接地寸法を測っておく

その寸法プラス6分がたぶんベストな逃げ寸法

逃げすぎるとビス位置変えないとならないしベストは探そうね

でも柱と梁の付き甘いよね(笑)