現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

亀の甲より年の刧

さて、木完間際の物件
いろいろとあってラストスパート中
いろいろとあって普通ならとっくに終わっているはずの外壁屋さんもラストスパート中(苦笑)

そのいろいろとは別にちょっと心配事があった

玄関サッシの入隅側土間が大雨になると濡れている

どう考えても直接濡れる所ではない
当然雨漏りを疑う
上は下屋がありさらにその上の二階屋根には太陽光
でも屋根裏入っても、壁を見ても濡れた形跡はなし!
でも濡れている…
同年代の外壁屋さんと二人でいろんな可能性を考えていたけど手詰まり

しかし本日救世主が
外壁屋さんの応援に来たベテランさんが見た瞬間に
「これ土台水切り伝いに拾ってる」って

つまり濡れる鼻先側の雨を土台水切りが受ける
その土台水切りが若干サッシ側へ下がっているので最終的にサッシで受けて落ちるって事らしい
もちろん土台水切りはレベル見て水平に打っている
しかし人間のやる事、完璧な水平ではない
それに出隅側は重ねて折るので少し高めにもなる

という訳で皆で立証実験
確かに
とにかく雨漏りではなくてなにより
土台水切り煽って問題解消!
でもベテランさんいなきゃどうなったかを考えるとゾッ!
やっぱり年の刧には勝てないな