現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

思わせぶりな

さて、本日上棟!
起きたら既にポツポツと
天気予報と違うじゃん!
日頃の行いが悪いのか?(笑)
でも降っているといってもカッパを着なくても済む程度
ただ3時過ぎには本降りになりそうなのでいつもより先を急ぐ
ここの物件はルーフィングまでが約束事

3時前、野地合板が終わりボードを貼り始めようとすると止んでいた雨がポツポツと
ボードはどんな形にしろ濡らしたくない
いや濡らしてはならない
ルーフィングを諦めてと板金屋さんに連絡
2枚ほど貼ったボードを剥がし全面ブルーシートで

4時には仕舞ったけど、結局雨は本降りにならずで(苦笑)
あのまま板金屋さん来てもらってもイケたな
でもこの判断、天気予報アプリの雨雲レーダー使っても難しい(笑)

そうそう例のウマ
こんな感じに

まずは垂木じゃなくあえて母屋へ乗せる
ビス止めしなくてもいいようにアゴを付けた

もちろん野地へはそのままビス止め

垂木は1.5尺間なので垂木2本に跨がせるとなると足幅が2尺近くになってしまう
このサイズになると持ち運びにも置き場にも困る
そこで母屋へ乗せる事で足幅は1.3尺ほどに

ボードカット時にはこんな感じに

とりあえず使えた(笑)
このウマを2セット用意する事で誰の手を止めさせないのが狙い

ちなみ画像がアップ過ぎてちょっと不自然なのは至る所にお施主様な名前が書かれているから
野地一枚毎に書いてあるからね(笑)
画像はトリミングはするけど加工しないのが信条だもんで
って本当は加工出来ないだけなんだけどね(笑)

今回の物件は片屋根
オールプレカット垂木は桁墨合わせでの棟まで2本繋ぎ
棟側の裏鼻隠しは軒ゼロのサイディング差し
慎重に作業しているが、どうしても裏鼻隠しの垂木ラインが揃わない
まぁ揃えろという方が無理(笑)
でも無視は出来ない
かといって墨打って後から切ったりも大変
そもそも長さが足りなくなる
けれども鼻隠しのラインはある程度揃えないとならない
野地からも釘打ちするし

さてここでプチクイズ
片屋根の裏鼻隠しラインを揃える為にとった作戦とは?

ヒントとして垂木はそのまま
あくまでも刹那の作業用やっつけ技
最終的には軒天施工時にもう一手間掛ける予定