現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

点より面、ビスより釘

さて、訳あって現場の進捗状況が良くない
自分的に1週間まるまる遅い感じ
このままだと後半ヤバい事になるのは確実
少しずつ取り戻したい所だけど、二階の天井がほぼ勾配天井で母屋は化粧
どうにも進まない

母屋母屋の内々に梯子の天井下地を組む

軒天下地の場合、鼻隠しのラインを通す為にビスで強固に組むが、ここは訳あって釘で
ただ釘だと寄せにくく離れやすい
そこであっちゃこっちゃに打つ

運ぶ位なら開く事はないかな

もちろん化粧母屋へは点でなく面で

正直この傾斜落しがかなりの手間
熱々の丸ノコも可哀想(笑)
それでもやる理由がある

矩のままでの点接点じゃとても出ない綺麗なライン
もちろん地震など揺れにも有利かと

後から打った側の梯子は少し空く
そうこれがビスではなく釘にした理由
残念ながら母屋母屋の内々寸法は一律ではない
あれだけ水平で見た束の起きも…
束が9尺も飛んでいると母屋の通りそのものも…(苦笑)
それら全てを考慮した下地なんて無理!
という訳で梯子は最小寸法で組み、納めてから寄せる
ちなみこの梯子入れが1階を含めて19箇所ほど
昇り降りし過ぎてケツ筋が死ぬほど痛い