さて、框が入ったので床張り
でもその前に1寸厚の付け框をぐるっと
小さい出隅だらけでいやんなる(笑)
そのまま玄関サッシの窓枠をつけようとしたら、木目が悪過ぎる
仕方がないので、こんな時用にと仕入れてある無目で作ってしまえ〜と
という事で床張りは翌日へ持ち越し
朝一、とにかく框の突き付けが気になる気になる
これまで前日は良かったのに翌日がっつり空いていたなんて悲劇も
でも今回は大丈夫で安堵
気合を入れて床張りへ
框への突き付けは現地でヒカる事を信条としている
普通の直線なら床板を4分長く切って、5分下がった所に床板を置いてサシガネで切り墨をヒカる
現地でヒカるのでとにかく間違いがない
精度も高いはず
しかし今回はそうはいかない
そこで136ミリの床板幅そのまま下がる事に
こーゆー事でして
つまり框と仮置きしてある床板との空間が一枚目の床板寸法になる
やっぱり尖り過ぎだよね(笑)
しかも框溝へ差込む(苦笑)
仮置きした床板は仕上げから136ミリ離れているので、その136ミリ幅の4ミリ合板で切り墨をヒカる
直線部は間違いなく136ミリ、しかし斜めになって部分は突き詰めると136ミリではないがほぼ誤差範囲内なのでこのままで
これが切り墨になる
そしてカッターでケガく
縦挽きなのでブレやすいので要注意
繊維までしっかりと切りたいが力じゃなくて回数で対応
ついでに131ミリでもヒカる
これがシャクリの墨に
墨が出たところで、まずはシャクリ墨はフリーハンドでカット
そして今回、あまりに尖った切り墨角度に合わせたテンプレを用意
ここに床板をセット
シャクリは丸ノコを数回走らせて作る
テンプレに納めた床板は懐の出し入れで丸ノコの走る場所を変えられる
際どい微調整も可能
そしてここまで細い先端カットの場合、切り終わりにもってくるとおそらくブレるかと
切り始めに持ってくる事で高い精度を保てる
ここでカッターで深くケガいた意味が現れてくる
当然肌は飛ばないし何より正解が目に見える形で出ている訳だから仕事は早い
あとは五徳鉋とペーパーで仕上げるだけ
2枚目は現地でヒカることなくあのテンプレで一気に
ほぼ無修正で(笑)
反対側から
最終的に
じつはここの一坪だけ上小の床板
余剰はなく失敗は許されるなかったので、一枚目の前に木っ端で試して危険を回避
正直、框より時間が掛かったけどね(笑)
サネ(実)という表現は間違いですので、「シャクリ」に訂正しました。